気づきの伝道師 藤井一規です。
物事を動かしていくために、あれこれと議論することがあるかもしれない。
しかし、議論で言い負かすことができても、
相手がやる気を持って取り組んでもらえるとは限らない。
どのようにしていけばよいのか、
もうすこし考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13611/
この記事の目次
「一つの冷静な判断は千のやかましい会議に勝っている。なすべきことは光を与えることであって熱を与えることではない」
by ウッドロウ・ウィルソン(米国の政治家、政治学者)
熱くなってしまうことで、判断を誤ってしまうことがある。
あわてずに、冷静になる必要があるのだ。
そして、先に光が当たるようにしていきたい。
もう少し掘り下げていく。
<議論すること>
日本人は議論が苦手だといわれます。
議論することは、人の優劣を決めることではないのだけれど、
熱くなってしまって、相手を叩きのめそうという方向に向かってしまうことがある。
結果として、一方的に押し付けるだけになってしまうと、
素直に受け取れなくなってしまう。
冷静になって、論理的に考え、判断することは大切なことだ。
<答えは一つではない>
どんな場面でも、答えは一つきりだとは限らない。
複数の答えが存在することがある。
様々な条件があったりして、
その時点では、どれが最も正解かを決めることができなかったりすることも多い。
だからといって、何も決めないまま進んでしまうと、
あいまいなまま、先がよくわからない混沌とした状態になってしまう。
<決めて進む>
だから、進もうとする先に光をもたらしておく必要がある。
どれが正解かがわからなくても、
今、この時点で存在する材料をもとに、
できる限りの考えを注いで、いったん決めて進む必要がある。
進む先を定めておくと、仲間の意識もそろえることができる。
その時点の最善を尽くしていけばいい。
<必要なら修正を>
もちろん、進みながらも、状況が変化すれば、
冷静に進む先を変更することも忘れてはいけない。
いったん決めたことだからと、盲目的に進むだけになってしまうのは危険な場合がある。
このまま進んで大丈夫か、気を配っておき、
必要なことならば、進む光の方向を変えていく必要がある。
その時点での最善の答えを、冷静に判断しながら見つけ、
今のままでよいか、変更していくほうがよいか、
求め続けていくほうがいい。
必要な明かりをもたらせば、進む力は自ずとわいてくる。