気づきの伝道師 藤井一規です。
人は慣れるという特性があります。
存在するのが当たり前になっていると、
その価値をわすれてしまったりします。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「わが手にあるものは正当に値踏みをしないが、一度それを失うと価値をつけたくなるのが人情である」
by ウィリアム・シェークスピア(英の劇作家、詩人)
どんな貴重なものであっても、そこにあるのが当たり前だと、
目に入っていても認識しなくなっていく。
それはなぜなのか、掘り下げていく。
<慣れるということ>
ひとは慣れていくチカラをもっている。
ちょっと居心地が悪くても、次第に慣れていくことができたりする。
多少の辛さにも慣れていけたりする。
なかなかできないことも、慣れることでできるようになっていったりする。
マイナスなことに慣れるばかりではなくて、
プラスなことにも慣れるということが起きる。
とても恵まれているというのに、
その有り難さを忘れてしまったりする。
<慣れるのは>
慣れる大きな理由は、脳はサボるの大好きだからだ。
例えば同じものを見続けているときに、
見る瞬間、瞬間にすべての情報を解釈していたら、
脳は大忙しになってしまう。
だから、変わらないものは、そのまま放置して、
変化があったところだけを認識するようにしておくと効率的。
変化があるところには、注目したほうがよい。
危険がやってきたかもしれないから。
しかし、変化がなければ、何事もなし、と扱ってしまう。
これは、聞こえるもの、感じるものについても同様だ。
<大切な価値の存在を忘れる>
こうして慣れる脳は、せっかく素晴らしいものが身近にあっても、
その素晴らしさのことを忘れてしまう。
例えば、よく言われるのは「健康」だ。
健康はなくしたときに、大切さ、有難さが初めてわかるといわれる。
親孝行したいときに親はなし。と言われるように、
親を大切にしようと思うのは、失ってしまってからだったりする。
家族だったり、友人だったり、環境だったり、
自分にはいっぱい大事な、大切なものがあるのに、
当たり前になってしまうと、その大事さ、大切さを忘れてしまう。
<感謝を伝えよう>
よく見渡し、考えてみると、
大切にしたいもの、大事なものがあることがわかる。
健康のように見にくいものもあるだろう。
見つけたら、そのひとつひとつに感謝を伝えていきたい。
自分の手元にあるうちに、自分の近くにあるうちに。
自分の中に大事だ、大切だと感じることは、
恵まれていることに気づかせてくれる。
感謝の心を生み出すことは、
心を豊かにしてくれる。
あるうちに、大切にしていけば、
それだけ有り難さを感じられる人生になっていく。