気づきの伝道師 藤井一規です。
失敗の多くの原因は、どこにあるのでしょうか?
答えは一つではないのかもしれませんが、
どんなところに気を付けていけばよいのでしょう?
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13704/
「思い込みは失敗の母」
by アンジェロ・ドンジア(米のデザイナー)
思い込みは、普段だったら気づけるはずのことも
気づけないようにしてしまう。
だから、失敗の大きな原因となりがち。
会話がかみ合わないときは、思い込みが原因なことが多い。
もうすこし掘り下げていく。
<推理力の助け>
新しい情報に触れたとき、
過去の体験や、見聞きした情報から
これがどういうことかを明らかにしようとする。
自分の中でわかったと思えた、断片的な情報をもとに理解しようとする。
例えば、使っている方言から、
あ、大阪の人だ。**の人だと判断したりする。
それは、役に立つことだけれども、
関西弁だからと言って、関西圏生まれだと決めつけるのは早すぎる。
たまたま住んでいただけかもしれないし、何か別の理由があるのかもしれない。
という視点も持っておきたい。
会話の中で、石川県生まれと言っていても、
最初に関西圏生まれだと思い込んでいると、
耳には入っても頭に入ってこないことがある。
<あたりまえ?>
私たちは自分の判断を正しいものとしていこうとする傾向がある。
だから、一度こうに違いない。
と決めてかかってしまうと、その内容に合うような
受け留め方をしてしまったりする。
自分の中に、A → B のような連想や、思い込みが出来上がっていると、
この A → B が、他の情報とは一致しないのにもかかわらず、
優先して判断してしまったりする。
例えば、大阪人はせっかちだ。というのは、多くに当てはまるかもしれないが、
そうではない人もたくさんいる。
大阪人の全員せっかちというのは変だ、とわかっていながらも、
大阪人は、せっかち。という扱いをしてしまったりする。
<思い込みが成立する条件>
自分の中で公式ができあがっていると、
その公式には条件があることを忘れがち。
私は、食べ物を粗末にしてはいけない。
出されたものは残してはいけない。という思い込みがあった。
親から言われていたことが最初だったのだろう。
しかし、アメリカに行ったとき、
お皿に盛られた大量の料理、それも味は最悪。。。
頑張って食べなきゃ! でも、無理。。。
さらにケーキが、ものすごい色なうえに、
砂糖の塊だってこんなに甘くないぞってくらいの甘さ。。。
さすがにここで、食べ物を粗末にすることと、
出されたものをすべて食べなくてはならない、
ということは一致しないと決めなおした。
そう、あなたの考え方を決めているその思い込み、
実は、条件次第ではとても不合理だったりするかもしれない。
<自由な発想>
日常生活の中でも、
ときには、自分の思い込みを取り外して、
自由な発想で捉えなおしてみたい。
思い込みが視野を狭めたり、不合理な枠を作ってしまっているかもしれない。
その状態では、思わぬところで足をすくわれたりする。
思い込みは、役立つこともあるが、
思い込みを外して捉えなおしてみるのも大切。
両方を活かしていきたい。