気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、様々なものを先祖から授かったものだったり、
自分のチカラで得てきたと考えがちです。
しかし、すべて子供たちからの預かりもの、
という考え方もあります。
しばらく考えていきます。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/13803/
この記事の目次
「土地は先祖からの授かりものではなく、子供たちからの預かりもの」
by ネイティブ・アメリカンの言葉
土地は、子供たちからの預かりもの。
そう考えてみると、より大切に扱おうという気持ちが湧いてくるかもしれない。
もう少し掘り下げていく。
<先祖から授かったもの>
この地球の資源は有限。
自然から、先祖から授かったもの。
あるいは、自分のチカラで手に入れたもの
という考え方が一般的かもしれない。
そして、子供たちに引き渡していくものだと。
すると、自分の手元にある間は、自分のものであり、
自由にしていくことができるような思いを抱いたりする。
自分のものであれば、自分の都合で
変えてしまったり、壊してしまっても。。。
なんてことも起こりえる。
次の世代へ引き渡すことができなくなっても
仕方がないと考える余地がある。
<子供たちからの預かりもの>
ところが、有限な資源は子供たちからの預かりものだ。
という考え方もある。
将来、子供たちに返していくために、
勝手に壊したり、変えてしまうのではなく、
美しくしていこう、素敵なままにしておこう、
より素晴らしいものにしておこう、
という気持ちが起きやすい。
もちろん、自分のモノであっても、そういう気持ちが湧くかもしれないが、
自分の子供のために、と考えると意識の持ち方が違ってくる。
一時的に預かっているものだとしたら、
次の世代に望ましい状態で返すための意識が変わってくる。
<返そうとするとき>
この言葉は土地という有限な資源について使われているけれど、
知識や知恵、努力や勇気、命や愛情といった、
大切だと思えるものも、子供たちからの預かりものだと考えてみる。
すると、今手元にあるもの、ひょっとしたら
ちょっと遠ざかっていたものへの思いが新たになる。
いかに返していこうか、
もっともっとしっかり返していかなくては!
今ある状態よりも、もっと
磨きをかけて返していきたい!
そんな気持ちが生まれてくる。
自分の心の中にある大切なもの。
自分の手元にある価値のあるもの。
それらは子供たちからの預かりものだとしたら、
どう扱っていくべきか、
じっくり考えてみてもいい。