気づきの伝道師 藤井一規です。
意欲と成果とには関係があります。
意欲が湧かない状態では、身についてはいかなかったりします。
意欲とは何か、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13809/
この記事の目次
「食欲がないのに食べても健康に悪いように、やる気がないのに勉強しても記憶力が損なわれ、記憶したことは保存されない」
by レオナルド・ダ・ヴィンチ(伊の芸術家、万能人)
誰かの意欲、やる気をいかに引き出すかは、
人生においての大きな課題のひとつ。
もう少し掘り下げていく。
<外発的要因によるやる気>
意欲を引き出す方法として、
ご褒美を用意するという方法がある。
これをやったら、報酬を与えるというものだ。
本人以外のところに意欲の素を用意する、
外発的要因による意欲の刺激だ。
これは、動物に芸を仕込む際には、よく持ち入れられているように、
ある程度の効果を期待することができる。
しかし、報酬がなくなると、途端にやる気がなくなったり、
報酬を手に入れるところまではやるが、
それ以上にはやろうとしなくなってしまいがち。
目的が、何かを身に着けることではなく、
報酬を得ることにすり替わってしまったりするからだ。
また、逆にやらないでいると、罰を与える方法もある。
これも、やっているかどうか目を光らせている人がいなくなると、
とたんにやらなくなってしまったりする。
<内発的要因によるやる気>
これに対して、本人が自分の意思でやろうとするとき、
自ら意欲を持っているときは、周りの状況とは関係なく意欲が継続する。
だから、いかに本人の意欲を引き出すかが大きな課題。
どんなことに興味をもつか、を知っていれば、
意欲を引き出しやすくなる。
どんなことにもいろいろな側面があり、
興味を持ちやすいところを示すと、取り組む意欲を引き出しやすくなる。
また、誰もが自分の成長や、自分の存在に価値を感じると
取り組む意義を見出し、意欲が引き出されてくる。
あなたが、成長や優れているところだったり、
あなたが感謝していることを示していくと、
格段に意欲が増したりする。
もちろん、ただ褒めたらよい、というものではない。
<フィードバック>
具体的に、ポイントを絞って、
結果よりも、プロセスや取り組む姿勢の評価できるところを
また本人自身に良かったとことを振り返らせ、
次の目標を設定させていくとよいと言われる。
改善すべきところは、相手の将来のためを思って
しっかり伝えていくことも大切。
ダメなところは、ダメと伝えておく必要がある。
お互いの成長と未来のために、
思いを込めていきたい。
それはきっと伝わっていく。