気づきの伝道師 藤井一規です。
願いが達せられないことは、悲劇といえます。
しかし、達成してしまったらしまったで、
その先がむなしくなったりします。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14000/
この記事の目次
「人生には二つの悲劇がある。一つは願いが達せられないこと。もう一つはそれが達せられること」
by バーナード・ショー(アイルランドの劇作家)
願いが達成することは幸せだ、と思うかもしれない。
しかし、達成してしまったが故、目指すものを見失ってしまうこともある。
しばらく掘り下げていきたい。
<一つの悲劇>
願っても求めても、手に入れることも、
ときには近づくこともできない。
そんなことがあるかもしれない。
いくら頑張っても願いが達成されない、
というのは悲劇だといえる。
といって、なかなかあきらめきれなかったりもする。
こうすれば正解、というものはない。
どうしたいのか、自分に問いかけて、自分で決めていく。
どのようにしたら達成できるのか? を追求してもいい。
区切りをつけて、新たな道に進むのもいい。
覚悟を決めて進んでいけばいい。
<もう一つの悲劇>
ありがたいことに、オペラに出演する機会をいただいている。
公演を作り上げるのには、長い時間がかかる。
半年は当たり前だったりする。
地道に作り上げていって、公演は2日とか、ときには1日だったりする。
そう、つかの間の公演が終わってしまうと、解散となる。
一生懸命作り上げた舞台は、まるで夢の中だったかのような気持ちになる。
また、登山をする人たちは、頂上に到達する喜びを知っている。
素晴らしい景色だったり、達成感、充実感を味わえる。
しかし、頂上についてしばらくすれば、
頂上を目指していた時のようなエネルギーが
失われていることに気が付く。
達成してしまうことで、
先の虚しさに気づいたりする。
<目指すものを>
そう、私たちは目指すものがあって、進むことができているときと、
目指すものをなくしたり、目指すことに現実感を持てないときとでは、
天と地ほどの違いが生まれる。
願いに向かって、希望を持っていられる状態こそが
幸せなのかもしれない。
一つの願いの達成に近づくことができるように、歩み続けること。
一つの願いを達成したとき、次の願いを定めること。
この二つが、人生にエネルギーや充実感をもたらしてくれるのではないだろうか。