気づきの伝道師 藤井一規です。
笑いは気持ちを明るくしてくれます。
怒りや、悲しみといった感情表現は、他の動物にもみられるが、
笑うのは人間特有だといわれます。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14016/
この記事の目次
「人類は一つのとても効果的な武器をもっている。それは笑いだ」
by マーク・トウェイン(米の作家、小説家)
笑いは不思議な効果を持っている。
社会生活を必要とする人間にとって、
笑いは明るい感情や親しみを伝えられる効果的なツールとなっている。
<新生児にも>
微笑は、新生児にもみられ、
あらかじめ持って生まれてきていると考えられている。
この微笑にはつい惹き込まれ、可愛く思い、大切に扱おう
という気持ちが呼び起こされる。
そして、どうやら微笑によって快感を得られることを学習し、
意識的に微笑をつくるようになっていく。
社会的な関係を円滑に持とうとするスキルになっていく。
霊長類にはやはり笑いがみられるが、
人間ほど笑いを豊かに活用している生き物はない。
<笑いが起きるとき>
笑いは感情を伴う体験から生まれてくることが多い。
うれしさ、楽しさなど、好ましい何かがあったとき、
笑いが生まれてくる。
また、ユーモラスであったり、ズッコケてしまったり、
本来こういうものだ、と思っているものとの「ズレ」を発見して
笑ったりする。
どうやら笑いは、自分とは違うところに、
笑いの対象となるものがあるときに生まれてきている。
自分のことを笑っちゃうときも、外からの視点をもっている。
これに対して、怒っているときは、
状況の中に自分自身が入りこんでいる。
悲しいときもそうだ。
自分と状況とが一体になっていて、切り離せていない。
笑いは、状況と自分とを切り離した状態に
なるためのツールにもなっている。
ものすごく辛く、悲しい体験をしたあとに、
笑うことができたら大丈夫、と言われるのは、
状況と自分とを切り離すという、
心の余裕をつくれるようになるからだ。
<笑いは健康に>
笑いは意識的に起きるというよりは、
自然に湧き上がってくるもの。
副交感神経優位な行動で、ストレスが解消される。
さらに、免疫力がアップするという研究もある。
なんて、こむつかしい話をしなくても、
思いっきり笑ったら、気分がすっきりする。
特におもしろいこと、楽しいこと、うれしいことがなくたって、
笑顔をつくれば、明るい気持ちになっていく。
<笑いで人生を>
人間は笑いを伴とすることで、社会生活をおくり
ストレスをうまく解消したりしながら
繁栄してきたといってもいいかもしれない。
もし、最近笑っていないなって思ったら、
まず、ニッコリ笑顔を作ってみたい。
それだけで明るい気持ちが湧いてくる。
できれば声も出して、思いっきり笑える機会を持っていきたい。
心も身体も明るく生きていきたいもの。