気づきの伝道師 藤井一規です。
掃除や整理整頓の大切さがよく知られるようになってきました。
断捨離という言葉とともに、注目されることも多くなりました。
あらためて、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「一つや二つ拾ったってしょうがないじゃないか。という考えではなく、一つでも二つでも拾えば、それだけ世の中がきれいになる。そういう考えです」
by 鍵山秀三郎 (実業家)
ごみがいっぱい落ちているとしたら、
一つや二つ拾ったって、しょうがない。
そう考えてしまうかもしれない。
もう少し掘り下げていきたい。
<ホコリ取り>
自分の家だったり、職場だったり、
普段暮らしているところがゴミだらけになっているよりも、
スッキリしていたり、ゴミがない状態が望ましい。
ホコリまみれだと、健康に悪いということもある。
実家に帰ったとき、ふと壁にホコリが付いていることに気が付いた。
壁は意外とホコリが付きやすい場所だが、
実家の壁はザラザラなタイプでホコリが引っ掛かりやすい。
そうして見渡してみると、
タンスの上や、電灯の傘の上、長押・・・
たくさんホコリが溜まっていた。
ダニが繁殖したりすれば、アレルギーの素になることもある。
喉を傷める原因にもなったりする。
掃除機と雑巾とを使って、目立つところだけでもと
ホコリ取りに時間を費やした。
<わずかでも>
ホコリをとるために、
あちこちに積まれているものも動かすことになる。
要らないと思えるものは確認して整理。
短い時間ながら、部屋の空気が変わっていくようだった。
処分しなくてはならないもの、片付けなくてはならないものが
たくさんあって、一つや二つ片付けたところで
変わりはしないと思うかもしれない。
しかし、一つ片づければ一つ分、
二つ片付ければ二つ分、きれいになる。
自分一人では大したことはできない、と思うかもしれない。
しかし、誰かひとりが掃除していたら、
手伝おうとする人が現れたりする。
誰かに、ちょっと手伝ってくれない?って
お願いすることもできる。
拡がっていかなくたって、やった分だけきれいになっていく。
<きれいになっていくと>
汚れが取れていったり、
きれいになっていくことが実感できると
不思議な充実感がある。
変化が感じられないと、やる気は続きにくいけれど、
変化を感じられると、もっとやりたくなってきたりする。
掃除は、欄間やカーテンレールにも進んでいって、
当分の間、上からホコリが降ってくることはなさそうになった。
大掃除しなくては、と思うと大変な気持ちになるかもしれない。
それでも、一つでも二つでも掃除したり、片付けていきたい。
汚れていた状態がきれいになると、
心がすっきりしていく。
ごちゃごちゃが片付くと、
気持ちもさっぱりしたりする。
<世の中も>
自分がいつもいる場所だけでなく、
暮らしている地域も同じこと。
散らかっていると、心がどこかすさんでくる。
乱れていてもかまわないという気持ちがどこかに潜むようになる。
自分のできることは限られていても、
一つ片づけたら一つ分、二つなら二つ分、良くなる。
そう考えてみるのも素敵。