気づきの伝道師 藤井一規です。
オリンピックでメダルを取るような人たちは、
尋常ならない努力を積み重ねている。
しかし、努力しさえすればよいのだろうか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14470/
この記事の目次
「努力は嘘をつく。でも無駄にはならない」
by 羽生結弦(フィギュアスケート選手)
世界のトップに立つような人の努力は半端ない。
しかし、目指す人たちはみな努力をしているはず。
どこかに違いがあったり、努力とは違うところになにかある。
もう少し掘り下げていく。
<オリンピックメダル>
2018年の冬季オリンピックでは、
日本選手は過去最高のメダル数となった。
オリンピックでメダルをとるには、大変な努力が必要になる。
国の代表になるのすら、ものすごい精進をしているだろう。
今回特に、スピードスケートで6つのメダルと躍進が目立った。
そこには、留学や、一流コーチの招へいという
育成効果があったといわれている。
<どう努力するか>
オリンピックを目指すような人は、誰しも
ものすごい努力をしている。
しかし、結果は、努力や精進の量で単純に決まるというわけではない。
努力さえすれば!とはならないのだ。
どのような努力をするか、どのようにモチベーションを上げながらするか、
という点が重要であり、それには一流の強化コーチが必要だと、
日本スケート協会、特にスピードスケート関係者は考えた。
ヨハン・デビットコーチの存在はものすごく大きい。
ただ一生懸命、というだけでは成果が十分ついてこない可能性があるのだ。
<トップアスリート>
もちろん、素質や素材という面も無視はできないけれど、
それよりも、自分を越えるための努力のほうが大きいらしい。
フィギュアスケートの羽生結弦選手は、ブライアン・オーサーという
超有名のコーチについているが、他の数人の有名選手も掛け持ち。
だからコーチも複数抱えている。
しかも、指示のもとにすべてをしているわけではないという。
努力の方法を試行錯誤しつつ、何が効果があるのかを探究し続けている。
ただ頑張ればよい、というものではないと知っているからだ。
当然、実り少ない努力もあるかもしれない。
うまくいかなくても、取り組んだことは無駄にはならない。
うまくいかないことがわかることも大切なこと。
トップを目指すとなれば、ライバルに差をつける一歩、
正解が明確になっていない一歩が求められる。
誰もが知る方法では、差が付きにくいからだ。
した量だけの効果が出ないかもしれない、という点で、
努力は嘘をつくかもしれない。
しかし、大切な価値のあることに変わりはない。