気づきの伝道師 藤井一規です。
人の悪口を聞いたり、言ったりすることってあるものです。
悪口と付き合うことで、どのようなことが起きるのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14630/
この記事の目次
「もし人の悪口を言うならば、それが自分に帰ってくることを予期せよ」
by ティトゥス・マッキウス・プラウトゥス(古代ローマの劇作家)
悪口と付き合うと、どうも良いことがなさそうだ。
それは、どうしてなのか、もう少し掘り下げていく。
<悪口を言うとき1>
つい誰かの悪口をいってしまいたくなる。
そんなときってあるもの。
悪口を言いたくなるときって、どんな状態だろう?
何らかの不平、不満があって、それをぶつけたくなっている。
そう、自分に溜まったマイナスなもののはけ口として、
言ってしまいたくなるものだ。
1対1になったときに直接、面と向かって
改善したほうが良いと伝えるのとは違って、
悪口は、その相手のいないところで発することになる。
当然、言ったところで、相手が改善することを望むことはできない。
<悪口を言うとき2>
改善しようというよりは、相手を貶めることで、
自分を安全圏に置こうとしていたりする。
マイナスのエネルギーを周りにばらまいて、
自分はまともな状態にいようとしていたりする。
もちろん、本当に相手に問題があることもあるだろう。
しかし、現実から目をそらすために、
悪口が用いられることがとても多い。
<悪口を聞くとき>
反対に、悪口を聞くときはどうだろう。
悪口を聞くということは、マイナスのエネルギーを受け取ることになる。
保身に走っていたりする、その言い訳を聞かされることになったりする。
聞いていて、あなたが悪口の相手に同じような感覚を持てないとしたら、
とても心地の良いものではない。
また、もし、同じ相手に同じような感覚を持てるときは、
喜んでその悪口に付き合ってしまったりするけれど、
結局その時間が生み出すものは、
よりよくしていこう!というものではなく。
マイナスなものの集まりだけだったりする。
<悪口は帰ってくる>
あの人、あなたのこと、こんな風に言っていたよ。
そんなことを聞くことがある。
そう、一緒になってうわさで盛り上がっていたと思っていた誰かが、
話題の主に話の内容を伝えることがある。
その人のいないところで、
わからないと思って悪口を言っていても、
人づてに伝わっていく可能性があることがわかる。
悪口は、言っても、聞いても、望ましいものを生み出すわけではない上に、
結局は自分に返ってきてしまったりするものなのだ。
<悪口とのつきあい>
できるだけ悪口との付き合いは減らしていきたいもの。
会えば誰かの悪口の話ばかり、という相手とは
距離を置いたほうがいいかもしれない。
付き合うなら、一緒にいて、プラスの方向の刺激を与えてくれる人
より望ましい人生のために、自ら改善のために
動き出していけるようにしたいもの。
口にする言葉、耳にする言葉、
どんな言葉と付き合っていきたいか、改めて考えていきたい。