気づきの伝道師 藤井一規です。
近づきにくい人っていたりする。
もちろん、すべての人と仲良くしていく必要はないけれど、
人間関係の広がりは、自分の世界の広がりでもある。
うまくつながっていくにはどうしたら良いか、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
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この記事の目次
「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている」
by アリストテレス(マケドニア出身の古代ギリシアの哲学者)
嫌な相手、近づきにくい相手っているもの。
その原因は、相手のほうにあると思いがちだけれど、
実は自分のほうにあったりする。
もう少し掘り下げていく。
<心の扉>
私たちは、一緒にいて快適と感じれば心の扉を開き、
不安や危険を感じると、心の扉を閉じてしまう。
不安や危険を避けようとする性質上、
一旦、このひとはちょっと・・・と思ってしまうと、
必要以上に心の扉を閉ざしてしまう傾向にある。
たとえそれが、根も葉もないうわさだったり、
あなたの誤解であったりしてもだ。
<鏡の法則>
例えば相手が自分に対して、嫌っているなって感じると、
自分のほうも良い気持ちはしない。
それは、相手にとっても同じように
まるで写し鏡のように起きている。
どちらが先に心の扉を閉じたかはわからなくても、
一方の心持は、相手にも伝わっていく。
心の垣根は、どちらが作ったものであっても
心の交流を妨げてしまう。
<垣根はだれのもの?>
どんな人にも、嫌なところもあれば、素晴らしいところもある。
100%とんでもない、という人もいなければ、
100%素晴らしい、という人もいない。
多くは、たまたまどこを捉えたかで、
好ましい人と思うか、嫌な人と思うかがきまってくる。
素晴らしいところのある人がいても、
一旦垣根をつくってしまえば、見ることができなくなる。
相手が作っていると思っているその垣根、
実は自分が作っているかもしれない。
<垣根を外す>
自分が作った垣根は、取り外そうと思えば、
簡単に外すことができる。
そして、垣根を外してみると相手のほうも開いてきたりする。
垣根をつくって自分の世界を守るチカラも大切だけれど、
不要な垣根を外して、自分の世界を周りとつなげていくことも大切。
もし自分の勘違いで自分の世界を閉ざしているとしたらもったいない。
外してみたら、となりには美しい庭が広がっているかもしれない。