気づきの伝道師 藤井一規です。
天才の名前をほしいままにしていた、と思われがちな長嶋茂雄さんですが、
才能だけで一流でいられたわけではありません。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15149/
この記事の目次
「ウサギとカメならカメでいい。我慢する勇気が重要なんです」
by 長嶋 茂雄(元プロ野球選手、元プロ野球監督、読売ジャイアンツ終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)
才能が飛びぬけていて、ウサギとカメとだったら
ウサギだったのでは?と思われる長嶋さんですが、」
本人は自分はカメであり、カメでいいと思っていた。
もうしばらく掘り下げていく。
<カメ>
長嶋さんは感覚的に優れているところがあり、天才と捉えられがち。
しかし、120%野球漬けですと発言したり、
明け方までバットを振っていたり、
実は大変な努力の積み重ねをしていた人だった。
デビュー戦は、4打席4三振。
最悪のスタートと言ってもいい。
ただ、食らいついていこうという、強い思いがあった。
監督になったときも1年目はチームは最下位。
悔しい思いをしながら、努力をやめなかった。
飛びぬけて速いわけではないけれど、
地道な努力を積み重ねていた人なのだ。
<結果がすぐに出なくても>
結果を出したい。
誰もがそう願うかもしれない。
しかし、簡単に結果が出てしまい、
基礎基本や実力が伴っていないままになっているとしたら、却って要注意だ。
望むような結果はすぐに出なくても、
しっかり基礎基本を身につける方が大切。
地道な我慢をする勇気も大切なことのひとつなのだ。
結果が出ているならそれはうれしいこと。
しかし、それで浮かれることなく、
地力をつけておく必要がある。
<ウサギにカメは勝てるか?>
才能豊かなウサギと、そうとはいえないカメ。
トップアスリートとなっている人は、地道な努力をいとわないカメ型が多いようだ。
どちらかというと、人より身につけるのに時間がかかるカメ。
しかし、身につくまであきらめずに、我慢して練習を繰り返すタイプだ。
すぐに適応できる人は、なかなかできないことに
耐性が低いからなのかもしれない。
世界のトップのことをしようとすれば、
ウサギといえども簡単には実現できない。
そのときに、あきらめない心を持ち続けやすいのは、
以前からそうしてきたカメ タイプなのかもしれない。
カメでいい。我慢する勇気が重要なんだ。