気づきの伝道師 藤井一規です。
心には意識できている顕在意識と、普段は意識していない潜在意識とがあると言われます。
どのようになっているのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15207/
この記事の目次
「心とは氷山のようなものである。氷山は、その大きさの7分の1を海面の上に出して漂う」
by ジークムント・フロイト(オーストリアの精神医学者、精神分析学者、精神科医)
(ユングの言葉ではないかという説もある)
心は外に現れている部分は少なく、
多くは水面下に隠れているという。
もうしばらく掘り下げていく。
<表に出ているのは14%>
人の心の多くの部分は隠れている。
外からわかる部分は、7分の1ということなら、わずか14%。
86%は外から見ているだけではわからないってことだ。
自分自身ですら、その存在やその活動に気づけなかったりする。
潜在意識と呼ばれる部分が相当すると言えそう。
そう、心の働きの多くは、意識しにくいところにあったりするのだ。
潜在意識が決めて、顕在意識が理由付けをしたりしている。
過去の経験からの学びが積み重なって
信念や価値観を形成していることもあるに違いない。
生物としての生き延びようとする本能が
呼び起こされるようなこともあるかもしれない。
<水面下の心>
意識できる部分はわずかで、意識できないところが大部分となれば、
後者をできるだけ活用できるようにしておきたい。
潜在意識が求めていることを否定するような
行動をしようとしても、なかなかうまくいかなかったりする。
日常、自分が何気なくとっている行動は、
実は潜在意識が選んでいたりする。
それが快適だったから。過去にうまくいった行動だから。
そんな何らかの働きかけが起きている。
水面下の心の傾向であったり、判断基準に気づいておけば、
気を付けたほうが良いことや、
自分のやる気を引き出すこともしやすくなる。
これらは、自分の信念・価値観となっていたりする。
<自分を知り、改善を>
自分の信念・価値観に気づいておくことは、とても重要なこと。
無意識にとっている行動の多くは
自分の信念・価値観に基づいていたりする。
自らの心を省みる機会をもつことは重要なこと。
そして、その信念・価値観が今も有効なものかどうかを確認しておきたい。
子どもの時は、役に立ったけれど、
大人になった今では、却って邪魔になることもある。
おとなしい、いい子でいることでいっぱい褒められた子どもが、
大人になったとき、自己主張をすることが苦手になってしまったりする。
おとなしくしていることが、重要なことになってしまっているからだ。
どこかのタイミングで、身につけた信念・価値観を修正したほうが良いこともある。