気づきの伝道師 藤井一規です。
勝敗を決する必要があるとき、
戦って勝敗を決定するというのが通常かもしれません。
しかし、戦国時代、戦わずして勝ちを得ることの大切さを
豊臣秀吉は説いていますが、現代にも当てはまるかもしれません。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「戦わずして勝ちを得るのは、良将の成すところである」
by 豊臣秀吉(武将、大名、関白、太閤)
争いになったとき、勝った者が手に入れ、負けた者が失うが、
戦うとなると、勝ったほうも何かを失うことになる。
戦わずして、勝敗を決めることができるとしたら、
失わずに済むかもしれない。
もうしばらく掘り下げていく。
<戦国時代>
戦国時代、日本を統一しようと、あるいは領地を安堵しようと
戦が繰り返されてきた。
勝利した側が多くを手にし、
敗北したほうは失っていく、という構図だ。
また、戦は武士のモノと考えられがちだけれど、
実際には、大多数は農民だ。
鍬や鎌を武器に持ち替えて戦いに出れば、
農繁期の必要な作業もできなくなっていく。
地元を離れて戦いをすれば、
移動に伴って食料などの荷物も運ぶ必要がある。
戦をすれば、命を失う者も出てくる。
命を失った者からすれば、命を奪った者は、
恨みを持つ存在となり、仕返しの機会を狙ったりする。
労働力は失われるは、地域の食料事情も悪化していく。
できれば、戦をする前に決着をつけるようにしたいもの。
<現代において>
会社の生き残りをかけて、ライバル会社に
勝負を挑むことがあるかもしれない。
競争をして、有利な条件を示したほうが採用される、
と言ったことはよく行われる。
社内でも、意見を戦わせるのは、一つの戦かもしれない。
戦ったり、競争することで、
より良いものが生まれてくる、というプラスの効果が出てくることもある。
しかし、失うこと多くして、得ること少なし、というケースもある。
だから、そういう場合には戦わずして、勝敗を決する工夫をしておきたい。
そしてもちろん、現代においても戦争は避けていきたい。
戦争が起きて人の命が失われたり、恨みが増殖したり
大地が、耕作地が破壊され、ときに汚染されてしまうようなことは
避けていきたい。
<望ましい解決法>
いかに全面的な戦いになってしまう前に
納得できる合意点をさぐりだしていけるか?
Win-Win。お互いが利益を得る方法はないだろうか?
対立しているお互いのチカラを、
一つに合わせていくことができれば、
これまで想像もできなかった素晴らしい結果が生まれるかもしれない。
対立相手と戦う以外にも、望ましい未来を手に入れる方法があるのではないか?
考えていきたいもの。