気づきの伝道師 藤井一規です。
いつの世も利権を求める人たちが、うごめいていたりします。
確かに自分に都合の良い政策をしてもらえたら、
ありがたかったりします。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15409/
この記事の目次
「むかし景気のよかったものは、復古を主張し、いま景気のよいものは、現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは、革新を主張する」
by 魯迅(中国の小説家、思想家)
誰もが自分に都合の良いことが起こってほしいと考えるもの。
現状に不満があるから、革新を!ということになったりする。
もう少し掘り下げていく。
<現状維持>
今の状態が、幸せで満足のいくものであれば、
わざわざ今の状況を変えていこうとは思わないかもしれない。
さらに快適な状況を得ようと、するかもしれないが、
状況を悪化させないようにしたいと
する方向に意識が働く。
自分たちが景気が良い状況なら、
それを失うようなことをあえて選ぶことはしないだろう。
<変えたい人たち>
今が苦しい人たち、困難な人たちにとってみれば、
現状を変えたいと強く考えるだろう。
過去に望ましい状況だった者からすれば、
過去のように戻そうとするだろう。
過去に戻ってもダメだと考えれば、
今の仕組みを大きく変えようと革新を主張するだろう。
うまくいっていないと考える人たちが
増えていくと、革新の機運が高まっていくことになる。
<維持が有利になりがち>
現状維持を考える人たちが経済的にも恵まれていて、
政治的にも権力的にも優位な立場にいることが多いと考えられる。
今チカラを持っている人たちが、自分たちに都合の良い状況を
守るための策を巡らそうとする。
どんなお題目をつけようとも、
利権を自分たちのものにしようとしていたり、
利権を失わないように考えていたりする。
そういう目で見てみると、
眉唾な政策が多かったりすることがわかる。
<バランス>
しかし、現状維持しようとする人たちも、
バランス感覚を失うと、不満を持つ人たちが増えていく。
不満が溜まると、解消するための策を打つか、
他に転嫁しようと考えたりする。
どこかの国が悪いのだと、批判を展開したり、
攻撃的な策を打ったりする。
過激な策を打ち出すのは、それだけうまくいっていないことを
示していると言ってもいい。
<私たち自身も>
これらのことは、政治の世界だけのことではなく、
私たち自身にも当てはまる。
単に今が良ければそれでよし、だけでなく、
未来を見据えた、望ましい状況をつくりだすために
何をどう変えていくか、じっくり考えていきたい。