気づきの伝道師 藤井一規です。
誰もが気づかないうちに、
大切にする信念や価値観をもっています。
しかし、大切にする信念や価値観を意識しておいたほうが、
思いをより鞨鼓なものとすることができます。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15529/
この記事の目次
「信念を持たない人間は、あらゆることに流される」
by マルコム・X(アメリカの公民権活動家)
人は誰でも無意識のうちに、
自分の経験をもとに、大切にする信念や価値観をつくりだし、
それに基づいて行動している。
しかし、ときにはすぐに判断が付かなかったり、
究極の選択のようなことを迫られることがある。
どう判断していけばいいのか、
もうすこし、掘り下げていく。
<信念の誕生>
朝目が覚めたら、まず何をしますか?
その答えは人によって違うだろう。
しかし、毎日全く違うことをしている人はそれほどいない。
特定の人にとって、ある程度決まった行動をしている。
そうすることが、適切だと判断しているからだ。
無意識のうちに決めているかもしれないが、
ある条件下ではどう判断するか、という基準を
私たちは持っている。
これらは信念と呼ばれる。
そして、こうした信念に基づいた選択や判断を
気づかないうちにたくさんしている。
これらの判断基準は、これまでの人生経験で役に立ってきたり、
慣れ親しんだことから、いつの間にかつくられている。
<歯を磨くのは>
朝起きたら歯を磨く、と言う人もいるだろう。
そうするものだ、それが正しいと思っている人が、もし起きたのに磨かないと、
なんだか気持ちが悪く感じる。
しかし、寝る前に磨いたから大丈夫。
と言う人は、別に起きてすぐ磨かなくても不快ではない。
朝、起きたら磨かなくてはならない。と思っている人も、
望ましい磨き方をすれば、必ずしも朝一番よりも、
食後のほうが虫歯予防に効果的だ。
などのように学習すれば、
必ずしも朝一番に歯を磨く必要はないことがわかったりして、
信念を書き換える機会がやってくる。
<無意識の信念と意識的な信念>
信念は無意識のうちであっても働くが、
意識することで、自分の中での一致感、納得感が高まる。
自分には、こういう信念がある。これを大切にしよう。
と意識の上でわかっていたほうが、
知らず知らずのうちに苦しんだり、流されてしまいにくい。
残さずに食べるべきだ、と思っていた私は、
アメリカ旅行で、大量のとんでない味の料理を前に、
その信念に気づき、書き換えることにした。
自然であることを優先して以来、
たいていのことからは解放された。
自分を苦しめている信念の存在に気づかないでいると、
わけのわからないまま、苦しい思いをしてしまったりする。
<大切にする信念>
生きていくうえで、何を大切にしていくか。
自分の中で、明確に意識できるようなものがあると、
自信をもっていることができたりする。
同じことをするのにも、納得感や一致感をもちやすくなり、
状況で流されにくくなったりする。
自分のコアとなる信念をもっていきたいもの。