気づきの伝道師 藤井一規です。
結婚相手を決めようとするとき、何を基準にしますか?
ラブラブな状態を続けることができるケースもありますが、
なかなか維持できない、という話をきいたりします。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15577/
この記事の目次
「結婚するときはこう自問せよ。『年をとってもこの相手と会話ができるだろうか』そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ」
by フリードリヒ・ニーチェ(独の哲学者、古典文献学者)
人は変化していく。
興味の向かう先も変化していく。
長い年月連れ添う夫婦となれば、
時間の経過ともに、それぞれが変化をしていくだろう。
どのように相手を選ぶのがよいのか、
もうすこし、掘り下げていく。
<変化は常に>
恋愛し、ラブラブの状態にいるときは、
相手のことを一番先に考えたりできる。
何かが起きたとき、愛する相手のことに思いをはせることができたりする。
しかし、時の経過とともに、
興味の対象は変化していく可能性がある。
結婚し、一緒にいることが当たり前になっていくと、
当たり前のことに意識を向ける必要が無くなってしまったりする。
パートナーへの意識を忘れてしまったりする。
また、子供が生まれたりすれば、
意識の向かう先が、子供のほうに移っていったりする。
特に小さいうちは、ちょっとした油断が
大きな悲劇を生んでしまったりする。
意識は油断できないもののほうに向かうのは当然のこと。
<パートナーとの長き付き合い>
人は年齢を重ねていくと、ワクワクを失ってしまいがち。
結婚相手とは、長い付き合いになる。
子どものころは、日々、驚きと発見の連続だった人生も、
次第に世の中って、こういうものだってわかった気持ちになって、
平凡の繰り返しが増えていってしまったりする。
時間の経過が速く感じられるのは、
驚きや発見、そしてワクワクが減ってしまうからだ。
いろいろな出来事を満喫していたら、
同じ時間でも、より豊かな、充実していたように感じられる。
ワクワクを失えば、一瞬で終わってしまったように感じてしまう。
ワクワクが減ってしまっていても、
起きたことをパートナーに話す気持ちがあれば、
リアルな体験を刻み込もうとしたりする。
<パートナーと話す>
それぞれの興味の先は変わってしまうかもしれないが、
話していくと、自分の人生も豊かになる。
体験した瞬間だけでなく、
話そうとすれば、再体験したり、体験を再構成することになり、
2度美味しくなる。
年齢や状況とともに変化してしまうものを
目当てにして選ぶよりは確実といえそうだ。
<パートナーに選びたい人>
人生のパートナーにしていく相手は、
年老いたとしても、話をしたい相手がいい。
あなたが話すとき、相手はあなたが話しやすくなるように
聞いてくれるだろうか?
聞くことなんて何も考えなくてもできる。
と思っている人は多いかもしれない。
しかし、相手に気持ちよく話してもらうには、
聞こうとする側のチカラが必要になる。
人は無視された状態では、話す気力を失ってしまうだろう。
だからパートナーには聞くチカラのある人を選びたい。
ということは同時に、パートナーに選ばれるには、
聞くチカラを持っていたいってことだ。