気づきの伝道師 藤井一規です。
ほとんどの人は、誰かに頼っているところがあります。
本当に一人だけのチカラで生きている人は、
ほぼゼロだと言っていいでしょう。
しかし、依存してしまっているとしたら
考え直したほうがいいかもしれません。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「誰かに依存していたんじゃ、カンファタブルにはなれない。誰かの情けやら義理やらをあてにして、もたれかかっていたら、いつでも不安に脅かされることになる」
by 矢沢永吉(ロックミュージシャン)
矢沢永吉さんといえば、超有名。
その昔、周りの取り巻きがあれこれ世話を焼いていそう、なんて思っていた。
しかし、「一人でなんでもできる」ミュージシャンで、
「こんなことまで本人がやるのか!」とビックリすることの多い人だとも言われている。
この言葉をもとに、もう少し掘り下げていく。
<役割分担の功罪>
一人だけでできることには限界がある。
うまく役割分担をして、多くの人の協力を得ていけば、
より大きな成果を出すことが可能だ。
活動の規模が大きくなればなるほど、
一人では実現が困難になっていく。
しかし、役割分担するということは、権限を委譲した分については、
自分の意に沿わないところがあっても、
受け入れなくてはならなくなったりする。
だから、自分にとって、ここは絶対に譲れないところについては、
誰かにお任せにしないほうがいい。
矢沢永吉は、自分の納得できないことには、妥協せず、
納得できるまでできるよう、
自分で決めて進めることができるようにしている。
<不安>
実は、矢沢永吉は20代半ばのときに、
マネージャーに裏切られた経験がある。
その裏切りには、他にも関係者が加担しており、
安易に他人を信用できなくなったことがきっかけだったかもしれない。
誰かに支えてもらえると当てにしていると、
それが無くなったとたんに、不安定な状態になってしまうとわかる。
すると、ひょっとしたら、今当てにしている誰かを失うのではないか?
という不安とも付き合っていくことになる。
状況が変化したら、とたんに対応できなくなってしまったりするのだ。
どう生きていったらいいか悩んでいる人たちには、
こうした不安が付きまとっていたりすることがある。
<自分の足で立つ>
いつもすべてを自分で決めて、自分でやる必要はないけれども、
想定外のことが起きたとしても、
自分の足を地につけて立つことができ、
自ら決めて行動することができるようにしておきたい。
自分が充分納得できるように。
頼っているものを失うことを恐れて、
自分の信条を捻じ曲げていたら、
自分を痛めつけたり、自分を見失ってしまうかもしれない。