気づきの伝道師 藤井一規です。
人は、できていない自分や、過去の痛みを気にしてしまったりします。
しかし、これまでのことよりも、もっと大切なことがあります。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15786/
この記事の目次
「大事なのは今までのあなたじゃなく、これからのあなた」
by エラ・フィッツジェラルド(アメリカのジャズ・シンガ-)
現状がどうであろうと、本当に大事なのは、
これからどうしていくか。
つい過去や現状に意識が向かいがちな心の扱いについて
もう少し掘り下げていく。
<気づかない>
どんな人にも、情けない面、
できていないところがあったりする。
特に自分が何とか良くしたい!って
思っていることがあって、
それができなかったりすると気になったりするものだ。
つい、どうして私にはできないんだろう?
自分はダメだ。
って考えてしまったりする。
しかし、中にはうまくいっていないことに
全く気付いていない人がいたりする。
できていないのにも関わらず、
自分は素晴らしくできていると思い込んでいる。
<気づく>
そう、うまくいっていないことが
わかるってことは、
うまくいっているとは
どんな状態かがわかっているってこと。
望ましい状態がわかるってことは、
実は素晴らしいことだって気づいておきたい。
<未熟な理由>
人間は、誰もが未熟な状態で生まれてくる。
歩くことはおろか、立つことどころか、
寝返りを打つことすらできない。
未熟な私たちは、数々の挑戦をし、失敗をしながら、
少しずつ、成長していくようにできている。
過ちを犯してしまうことも、
ある意味避けることはできない。
しかし、未熟であることは、成長し、
変化する能力を持ち合わせているってことだ。
確かに完成した状態で生まれてきていたら、
親たちと同じ環境のままなら、都合が良いかもしれない。
しかし、環境が変わってしまったとき、
対応することが難しくなってしまう。
環境が変化していてもできる限り適応できるように
人間は、わざと選択肢をたくさん残した状態で生まれてくる。
そして何歳であっても、変わり続ける可能性を持っている。
<大事なことは>
そう、大事なことは今までが完璧だったかどうか、ではなく、
これから、どうなっていきたいかを知っていること。
そのために、どうしていくかってこと。
できていないことがあるなら、
できるように目指すのもいいし、
工夫して回避していくのもいい。
せっかくの時間は、できていない自分を傷つけるためよりは、
これからの自分のためにできることのほうに回していきたい。