気づきの伝道師 藤井一規です。
何かを達成する人と、しない人、
どこに大きな違いがあるのだろう?
達成するために必要なこととはなんだろう?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「志を得ざれば再び此の地を踏まず」
by 野口英世(細菌学者)
子どものときに囲炉裏で火傷をし、
左手が開かなくなった野口英世。
医師の資格試験を目指し、上京する際に
猪苗代湖畔にある実家の床柱にこの言葉を刻んだ。
達成しようとする覚悟が伝わってくる。
もうしばらく掘り下げていく。
<背水の陣>
逃げ道があれば、困ったときに逃げることができる。
しかし、逃げ道がなければ、
全力を出して何とかするほかはない。
それこそ、必死で取り組むことになる。
逃げ出せると思えば、最後の踏ん張りをする前に、
逃げることができる。
兵法でも、後ろは川などで退くことができない、
背水の陣をひいて、兵を必死にさせる方法がある。
覚悟を決め、達成するまでは何が何でも、
という粘り強さは、何かを達成するうえでの大きな力になる。
<パフォーマンス?>
ただ、床柱に刻み付けたのは、パフォーマンスの匂いもする。
刻んだ瞬間以外、刻んだ文字を見るのは、残された人たちのほうだ。
野口英世は勉強もものすごい勢いでしていたが、
遊びも半端なくしていた。
たくさんのお金の支援を受けておきながら、
そのお金を酒や女に注ぎ込んでしまったそう。
アメリカ渡航のために、
結婚詐欺まがいのことをして得たお金も
一晩で使い果たしてしまうほど。
現在の価値で2億5千万円といわれる借金をしたこともあったという。
<エネルギーの向け先>
どんな人でも、持っているエネルギーの向け先が、
どこに向くかでその結果が変わってくる。
野口英世であれば、
研究に注いだときは、大きな成果を残すことができた。
批判的な目で見れば、研究にもいろいろと問題点もあるようだけれど、
常人では考えられないほどのエネルギーが注がれていて、
多くの人を救ったという成果は本当に大きい。
私たちも、自分のエネルギーをどこに注ぐのか、
定めることができているのなら、
何らかの成果を出しやすいくなっている。
<集中する>
自分のエネルギーがどこに向いているか、
改めて考えてみたい。
望ましいことのために使われているだろうか?
そうでないのなら、少しでも望ましいことに注ぐために、
何ができるだろう?
達成のために自分のエネルギーを
集中させてみる価値は、きっとある。