気づきの伝道師 藤井一規です。
生きづらさを感じていたり、不自由さを感じている人は多い。
なかなか自分の思い通りにはいかなかったりします。
そんなとき、どのように考えていけばよいのか、
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「気長く心穏やかにして、よろずに倹約を用い金銀を備ふべし。倹約の仕方は不自由なるを忍ぶにあり、この世に客に来たと思へば何の苦しみもなし」
by 伊達政宗(武将、戦国大名)
伊達政宗の遺訓のなかの一節。
この世に客として訪れている。という考え方は、
言い得て妙かもしれない。
もうしばらく掘り下げていく。
<客ならば>
自分が客としてこの世にいるのであれば、
多少不自由なことがあるのは当たり前。
住む場所があるのもありがたいこと。
思うような環境ではなくとも、
居場所があることだけでもありがたい。
好みに合わない食事が出てくるかもしれない。
それでも、食べることができるのなら、
得ることができるのなら、それもまたありがたい。
そこならではの慣習や風習があるかもしれない。
慣れなかったり、自分の主義とは違うかもしれないけれど、
そこで暮らしていくのであれば、
その地の慣習を尊重していったほうがいい。
<倹約>
客として長くいようと思えば、
払うお金も節約する必要がある。
どれだけ不自由さや不便さをこらえたり、
自分で工夫していくことができるかで、
緊急事態への備えをしておくことができる。
また、移動のことを考えたら、
荷物が多すぎたら大変なことになる。
衣服であれば洗濯することを考えれば、
量は減らすことができたりする。
持ち運ぶより、移動先で手配したほうが良いものもある。
考え、工夫することで倹約はできる。
<創る>
不自由を我慢することで、倹約はできるが、
そればかりではなく、あるものを使って
創り出していくのもいい。
手持ちが限られていればこそ、
アイディアの出しがいがある。
また、お金を出して買ってきたもののほうが、
見た目がよいものが手に入るかもしれない。
しかし、自分で創ったものには、
ただお金を出して完成品を買ってきたものとは違う価値がある。
アイディアを出すことにも、
アイディアを実現するために工夫することにも、
なかなかうまくいかないという経験にも、
出来上がった喜びにも、
それぞれ価値がある。
<客として>
人生を、お金なしでこの世に滞在させてもらっている客として考えてみると、
多くのありがたいことに囲まれていることに
気づきやすいかもしれない。
そして、その滞在をいかに楽しんでいくかを意識していくと、
気づくことがきっとある。