気づきの伝道師 藤井一規です。
賢く世を渡っていきたいと考える人は多い。
できるだけ楽をしたいと思ったりもする。
しかし、才覚や才能に頼りすぎたり、効率ばかりを考えていても
うまくいかなかったりする。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15983/
この記事の目次
「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない」
by 勝海舟(武士、政治家)
愚直であれと、勝海舟は言う。
そうは言っても、愚直なあまり、損ばかりしている人もいたりする。
どのようにあればよいのか、
もうしばらく掘り下げていく。
<愚直>
どの国にも、愚直一直線という人たちがいる。
例えば一流と言われる職人は、複雑・困難な仕事であっても
引き受けたことはあきらめない。
ちょっとしたことだからと言っても手を抜かない。
この人に任せれば大丈夫、安心できる。
そう、愚直であるがゆえに、信頼を得られる。
困難なことから逃げたり、
見逃してはならないはずのことも、
この程度だからまあいいか、見逃してしまえ。。。
そんなことをしているとしたら、その瞬間は楽をできるかもしれないが、
何かをなし遂げたり、人からの信頼を得られなくなってしまう。
<才に走る>
頭の回転の速い、賢い人ほど、
こんな努力を払う価値、ないんじゃないの?
これを引き受けたら、大変なことになるぞ。。。
ここはこっそり黙っておこう。。。
自分の不利益を敏感に察知できるから、
なんだかんだと逃れようとしたりできる。
しかし、それを繰り返していては、
あいつに言っても無駄だよな。。。
って思われていくだけ。
もちろん、全てを真っ正直に受け入ればいい、
というものではないけれど、
やると決めたことはやり遂げる。
という姿勢をベースにしておきたいもの。
<要領よく、ずる賢く>
成功するために、要領よく、ずる賢く。
現代はそんな情報が蔓延しているかもしれない。
確かに楽をしたい、手間をかけずにうまくやりたい。
という思いは誰もがどこかに抱えている。
詐欺商法は、そうした心のすき間をうまく狙ってくる。
そういえば、時短レシピにもそういう面がある。
もちろん時短レシピは素晴らしい。
ただ、時短レシピでできた時間が、有意義なことに回される
という前提が付いていることを覚えておきたい。
<真心を届ける>
たとえ時間はかかっても、出来がそれほどではなくても
取り組んだ真心が、その人の誠意が伝わって来るとうれしいもの。
真心こめて取り組んでくれる人だってわかれば、
応援もしたくなる。
どんなお金持ちになろうと、
誰からも信頼されない人だとしたら、寂しい限り。
何も考えずに妄信するのは考え直したほうがいいけれど、
真心を届けようと決めたことは、やり遂げる。
そんな人でありたい。