気づきの伝道師 藤井一規です。
人と人とが暮らすところ、マナーがあります。
どんなマナーがあることを知っていますか?
マナーを守ることってできているでしょうか?
マナーについて、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16081/
この記事の目次
「マナーというものは、ソースをテーブルクロスにこぼさないことではなく、誰か別の人がこぼしたとしても気にもとめない、というところにある」
by アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家、小説家)
マナーを知っていると、自分が一生懸命守っていると、
誰か他の人がマナー違反をしているのを許せなくなったりするもの。
しかし、他人のマナー違反を気に留めないことがマナーだとチエーホフは言う。
もうしばらく掘り下げていく。
<マナー>
人間は社会生活を送らなければ生きてはいけない。
そこで、お互いが気持ち良いく暮らしていくための
心構えとしてマナーがある。
どんなマナーをご存じだろう?
広く知られているマナーもあれば、
そうでないものもある。
わかっていて、守ることができているマナーもあるし、
わかっていても、なかなか守れないマナーもある。
出来ればマナーを身につけ、
爽やかな生き方をしたいもの。
<真のマナー>
マナーを守ろうとすることは素晴らしいこと。
だが、ときにはマナーがあるとは知らずに、
マナー違反をしてしまう人もいる。
イギリスのヴィクトリア女王が、
ディナーに、ある国の王子を招いた。
その王子は、テーブルに置いてあった、
手が汚れたときに洗うためのフィンガーボールは初体験だったのだろう。
飲み水だと勘違いして飲んでしまった。
女王は、笑うでもなく、指摘するでもなく、
自らフィンガーボールの水を黙って飲んだという。
ゲストとして招いた相手に恥をかかせることのほうが、
フィンガーボールの水をそれと知らずに飲むことよりも、
大きなマナー違反と心得ていた。
そして、最も自然なのは自分もと。
この王子、この後一生、ヴィクトリア女王のことを
尊敬し続けたのではないだろうか。
<マナー違反>
もちろん、相手が人の迷惑を全く省みないような
行動をとるような場合は嫌な気持ちがするもの。
カチンとくることもあるかもしれない。
世の中には、順番の列に平気で割り込んできたり、
平気でごみをポイ捨てしたりする人たちもいる。
そういう人たちがいることは残念なこと。
お互いがより気持ちよく生活していく社会を
作り出していくために、どんなことが大切か、
意識できていない人が多かったりすると悲しい。
<文化レベル>
サッカーの応援で、試合の後、
ゴミ拾いをしている日本サポーターの姿が広く世界に報道されたり、
オリンピックでのサッカー日本代表チームの
ロッカールームのきれいさが話題になったりした。
サポーターのゴミ拾い活動は、他の国のサポーターにも広がりつつあるという。
お互いがより気持ち良く暮らすために、
何を意識していけばいいかは、
始めから存在しているものというよりは、
自分たちで考え、生み出していくもの。
そして、素晴らしい行動に出会って感動し、広まっていくもの。
レベルの高い人が増えていけば、
文化レベルが上がっていく。