気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたは、自分の人生ってどんなもの?
って聞かれたら、なんて答えますか?
ただ、漫然と日々を送ることもできるけれど、
どんな人生が望ましいと考えていますか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16100/
この記事の目次
「人生について書きたいなら、まず生きなくてはならない」
by アーネスト・ヘミングウェイ (米の作家)
自分がどんな人生を送ったか、書き残そうとすれば、
何も体験しないのに書くことは難しい。
人には無限の想像力があるけれど、
体験に勝ることは難しい。
もうしばらく掘り下げていく。
<登山を語るなら>
例えば、登山のすばらしさを伝えようとすれば、
頭の中で想像した山頂の様子を語るより、
実際に山頂まで上ってみて、
自分が実際に見た山頂からの眺めを伝えたほうが
自分にも納得がいくし、相手にも伝わっていく。
山頂に立つことができた達成感もそうだし、
山頂を目指す途中での困難も、
出会った人たちとの楽しいひととき、
自然の美しさ、出遭う動物や植物たちも、
登山の喜びのひとつとなっていたりする。
<実のある人生>
想像には無限の可能性がある。
無限の可能性があるが、一瞬で消え去ったりもする。
これは自分がやり遂げたという感覚を持つことができない。
自分が実際にしたことには限りがあるかもしれないけれど、
しっかりとした実体がある。
想像であれこれ語るよりも、自分の体験を話したほうが、
説得力があるように、
体験し、味わい、感じたほうが豊かになる。
人生をしっかりと生きることが大切なのだ。
<体験する>
今は情報にあふれ、体験していないことも、
まるで、その場に行き、見て、聞いて、感じてきたかのように語ることができたりする。
しかし、やはりそのままでは虚しい。
自分の身体ごと、現実と向き合っていく時間が必要になっていく。
体験していくことはとても大切なこと。
<さらに生きていく>
体験は大切だけれど、意外に大事なことが
見逃されてしまったりもする。
知識や、手続きにばかり気を取られる段階だと、
肝心なことが抜けてしまったりするからだ。
例えば、お抹茶の呈茶があったとき、
点前とともに出してくださるのはうれしいもの。
自分がお点前役になると、まず考えてしまうのは、
手順を正しく、間違わずしようとしてしまうことだったりする。
しかし、一番肝心なことは、
美味しいお茶を、心を込めて点て、飲んでいただくことだ。
形式的な点前の順序が正しく、美しくても、
美味しさが失われたお茶になったとしたら、台無しなのだ。
ただ形を体験するだけでなく、
その本質に触れ、本質を大切にして生きていきたい。
どんなことにも肝心要となる大事なことがあったりするもの。
肝心要を感じながら人生を生きていきたいもの。