気づきの伝道師 藤井一規です。
美しさの源は、どこにあるのだろう?
どういうものに美を感じるのだろう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16440/
「美は、余分なものの浄化である」
by ミケランジェロ(イタリアのルネサンス期の芸術家)
美しいものは、余分なところがない。
無駄を省いていったところに美しさがある。
と言われたりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<美しいもの>
美しいと感じるものには、
ここは無駄だと感じられるものがない。
あれば、それが美しさを邪魔してしまう。
そこに大切なものがある。統一性がある。
そういったところに美を見つけたりする。
それぞれに同じ意図を持っていたりすると、
全体が統一されたように感じられたりする。
<便利、効率>
世の中は、便利や効率を求める方向に向かいがち。
しかし、便利や効率だけに美を感じるか、
というとそうでもないようだ。
優れたデザイン、ファッションの中には、
実用的な機能や効率から考えると無駄な面があったりする。
また、美しい所作、動作には、間が重要な要素をもっていたりする。
動き出しの前の準備の時間、溜をとる時間があることで、
リズムが生まれたり、タイミングを合わせやすくなる。
効率だけを考えれば失くしても良いようなものにも、
意味があることもある。
文学には行間があるように
音楽には音がないことによって表現できることがあるように。
また、同じリズムがあったり、
響きあうものがあることで、
一つの世界を描き出すことができたりする。
そして、それを少し乱すものがあることで
ストーリーを作り出すことができる。
不要な無駄は省いたほうがよいが、
必要な無駄があり、心に響く変化があり、
これらは美の要素として表現されていく。
<美的感覚>
何を美しいと感じるか、
人によって異なる部分もあるのだが、
多くの人に共通して美しいと感じるものがある。
本物といわれるものを見ること、
聴くこと、感じることで、
その感覚は磨かれていったりする。
どこに美しさを感じるのか、
何に美しさを感じるのか、
人によって違ったりすることもあるが、
自分の感覚が磨かれてきて、初めて違いが感じ取ることができるものもある。
<エネルギーの共鳴>
形や色にはエネルギーがある。
バランスや配置が生み出すエネルギーもある。
そこに込められた気持ちや心にもエネルギーがある。
エネルギーが共鳴を起こすと、
何とも言えない感覚が湧いてくることがある。
何が美しいのかに気づき、
自らも生み出せるようにしていきたい。