気づきの伝道師 藤井一規です。
人は毎日生まれ変わっていると言われることがあります。
新しく生まれているとしたら、
どんな風に生きていきたいですか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16489/
この記事の目次
「日々生まれ変わるのに忙しくない人は、日々死ぬのに忙しい」
by ボブ・ディラン(米国のミュージシャン)
2016年のノーベル文学賞を受賞したボブ・デュラン。
その感覚はやはり素晴らしい。
人は常に新しくなっていく。
大切なものは残そうとするが、使わなければ
使いにくくなっていく。
もうしばらく掘り下げていく。
<日々新た>
今日という日は、昨日とは違う。
昨日うまくいかなかったことでも、
今日再びチャレンジする可能性がある。
うまくいった体験や、うまくいかなかったことからの学びをもって。
脳は、寝ている間に前日に起きたことを再構成している。
かき混ぜられた泥水が、水と泥とに分かれ、
澄んだ落ち着きを取り戻すように。
そこでは、小さかった学びの結晶が、
大きく、美しくなっていたりする。
古くなった細胞は、新しいものと入れ替わっていったりする。
<使うもの、使わないもの>
使うものはより使いやすくしようとし、
必要なものは強化されていく。
しかし同時に、使わないものは、
だんだん弱くなっていく。
筋肉も使わなければどんどん減っていく。
宇宙飛行士の大きな課題のひとつは、
無重力空間では重力に対抗する筋肉を使わないので
やせ細っていってしまうことだ。
記憶も、思い出す機会が少なければ、
どんどん思い出せなくなっていく。
漢字も使わなければ思い出させなくなっていく。
<意味ある時間>
興味を持つ時間が減ってしまうと、
時間の経過が速く感じられるようになる。
ワクワクする時間があることで、
過ごす意味があったと感じられる。
ただ、ぼーっとしたままになってしまっているとしたら、
その時間は、なくてもいい時間だったことになってしまう。
頭も、身体もどんどん衰えていってしまう。
<生きる>
過ごす時間をどれだけ意味のあるものにできるかは、
私たち自身にかかっている。
同じものを見ても、興味を持って観るのと、
ただ漠然と見るのとでは、その時間の濃さが違う。
素敵な音がしていても、
気づき、耳を傾けると、素敵な思いをすることができるが、
音に意識が向かっていなければ、
ただ通り過ぎて行ってしまうものになる。
香りも、触れるものも、食事も、
感動することもできれば、ただの生物的な活動をしただけにもなる。
生きることを楽しもう、充実させよう。
私たちには、もっとできることがある。