気づきの伝道師 藤井一規です。
考えることも大切なことだけれども、
考えてしまうと、ブレーキをかけてしまったり、
考えた枠の中にとどまってしまいがちです。
どのようにして、枠を突き破っていくことができるのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16509/
この記事の目次
「先に演奏するぞ、曲名はあとで教える」
by マイルス・デイヴィス(米出身のジャズトランペット奏者。作曲家、編曲家)
曲名を聞けば、それがどんな曲なのか、
想像できたりする。
それが、実際の曲調とは違っても
曲名を知ることによって、バイアスがかかってしまうもの。
もうしばらく掘り下げていく。
<考えること>
考えることは大切なこと。
考えることによって、
人類は発展してきた。
しかし、考えることによって、
知らず知らずのうちに、制限をかけてしまうことがある。
人は考えることに生まれてきた、自分の考えに縛られてしまいがちだ。
その考えが現実と合わないとき、
自分の考えが間違いだと思うより、
今回は何か裏の理由がある例外にちがいないと思いがち。
人は自分の思い込みに引きずられてしまいがちなもの。
<感じること>
映画「燃えよドラゴン」で、ブルース・リーが稽古の際、
弟子に、「考えるな、感じろ」と言ったセリフは有名だ。
考えることは、論理性をもたらしてくれるが、
想定外のことに対応するのは難しくなる。
反応も遅くなってしまう。
考えることを放棄して、ただ感じたままに動く。
そのほうが、つくられた枠を突き抜けたものを作りだせる。
<一発勝負、生のチカラ>
今日の言葉は、マイルス・デイヴィスが
1958年に発表した「MILES DAVIS/RELAXIN’」
に収められている。
曲の間の話し声も収録されている。
一発演奏が生み出す、独特なエネルギーを
大事にしようとした。
曲名を聞いて作り出すより、
ただ互いの音が合わさっていくのを感じ、
それを演奏に載せていく、
ライブの感覚を大切にしている。
<感じたままを>
ときには、感じたままを受け留め、
感じるままに動いてみたい。
頭で考えたことも素晴らしいけれど、
どこかにブレーキがかかったり、
発想の枠を作ってしまっている。
こうした、枠を取り払って何が生まれてくるか、
楽しむ機会があってもいい。
無心になって取り組んだとき、
驚くほど素晴らしいものが生まれてきたりするもの。
考えることをやめて、ただやってみる。
何かを見つけるきっかけになるかもしれない。