気づきの伝道師 藤井一規です。
人生において
雨が降る日もあれば、風が吹く日もある。
トラブルに巻き込まれたり、辛いことがあったり。
どのように生きていけばよいのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16545/
「雨を喜び、風を楽しみ」
by 長嶋茂雄(元プロ野球選手、元プロ野球監督、読売ジャイアンツ終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)
一流のスポーツ選手の言葉としては、ちょっと異色。
と思っていたら、これは、長嶋茂雄の中学卒業の寄せ書きにある言葉だそう。
どんなことが起きても、その状況には
何かプラスに捉えることのできるものがある。
もうしばらく掘り下げていく。
<宮沢賢治>
この言葉が中学卒業の記念に残されていることが示すように、
長嶋茂雄少年は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に
大きな影響を受けていたと考えられる。
しかも、雨を負のものとして捉え、
雨に負けまいとする発想ではなく、
雨をプラスとして捉えている。
考えてみれば、雨が無ければ作物は育たない。
それに、雨が降ってみて困ることを経験することで、
その対策を打つことができる。
<晴れを喜び、雨を喜ぶ>
晴れの日は気持ちよく活動できる。
素晴らしい日をハレの日と呼ぶように、
晴れの日を有難く捉えるのは普通のことだ。
晴れには素晴らしさがある。
そして、曇りの日には、曇りの良さがある。
そして、雨の日にも雨が降るゆえの良さがある。
雨で困った体験をすれば、
次に雨で困らないように何を準備すればよいかが明らかになる。
雨のおかげで、より高いレベルにステップアップすることができるのだ。
試練を乗り越えてこそ得られることもある。
試練がやってきたことを喜ぶ。
長嶋少年は、すでにそういう意識を持っていた。
<起きたことを楽しむ>
人生には様々なことが起きる。
うれしいこと、楽しいこと、辛いこと、悲しいこと。
思わず怒ってしまうようなこともあるかもしれない。
嫌なこと、苦しいことからは目を背けたくなるかもしれない。
しかし、起きたことを受け留め、
前向きに捉える可能性もある。
もちろん、なにもかもをプラスに捉えなくてはならないと
強引に考えてしまうに無理がある。
しかし、どんな良い点があるだろう?
と考えてみる価値はある。
起きてしまったことを否定しても仕方がない。
今の状態から、いかにプラスにしていけるかが、
カギを握っている。