気づきの伝道師 藤井一規です。
できるだけ楽に、うまく自分が負担しないように
立ち回る人がいたりするものです。
怠け者というと、悪い響きがありますが、
要領の良さを持ち合わせていたりします。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16583/
この記事の目次
「難しい仕事があるとき、私は怠け者に任せる。だって怠け者は、仕事を簡単に片づける方法を見つけ出すからね」
by ビル・ゲイツ(米の実業家)
勤勉な人の良さもあるが、怠け者にも良さがある。
できるだけ効率的に、要領よく終わらせることに
意識が向かうからだ。
もうしばらく掘り下げていく。
<2:6:2>
理由はよくわからないけれど、
人が集まると、2対6対2になる傾向があるらしい。
勤勉な人たちが2割、普通の人たちが6割、怠け者が2割となるというのだ。
怠け者をなくそうと、怠け者2割を除いたとしたら、
もっと成果が出るようになるか、というと
再び、2:6:2に別れてしまうという。
先の怠け者だけを集めても、
勤勉になる人たちが現れ、2:6:2となっていくし、
勤勉な者だけを集めても、
再び2:6:2になっていくという。
<怠け者の良さ>
どうやら、集団ではなんらかのバランスをとろうとする
何らかのチカラが働くものらしい。
それに、怠け者が成果を出さないというわけではない。
怠け者は、いかに自分の負担を少なく、
効率的に進めるか、という意識に長けている。
その発想に驚かされることがある。
だから、煩雑だと思われる仕事を与えると、
素晴らしい解をもたらしてくれたりする。
勤勉な状態にある人は、効率化への意識より、
面倒でもコツコツ進めていったりする。
手間暇をかけることを肯定し、地道に進めていったりする。
<仕事の進め方>
怠け者は、自分の負担が少なく済むように
自分でなくても良いところは、誰かに任せようと考えたりする。
たしかに仕事は、うまく分担したほうが全体として効率的だったりする。
サボることばかりを考えるのは問題だとしても、
適切な分担は、仕事を進めるうえで重要な要素だ。
これに対して、勤勉な人は自分ですべてを引き受け、
一人で抱えてしまう傾向を持っていたりする。
怠け者の分担の発想は、健全に何かを進めるうえで、
必要なものだったりする。
<適切に怠ける>
頼まれたことそのものを額面通りに実施するのは大変でも、
楽なもので代用できたりすることがある。
一円玉の山があったとして、
何円あるかを知りたいとなったとき、
数を数える方法もあるが、
一円玉一枚が1グラムであることを利用して、
重さを測れば、いちいち枚数を数えなくても
金額を知ることができたりする。
直接では調べにくいことを、代用特性を利用して
簡単に済ませることができたりするが、
勤勉な人は、一枚ずつ数えていってしまったりする。
どうも、適切に怠けるという発想は、
持ち合わせておきたいもののようだ。