気づきの伝道師 藤井一規です。
ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞いたことのある人は多いでしょう。
働きすぎの防止のように言われたりしますが、
果たして望ましいのは、どういう状態なのでしょう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16611/
この記事の目次
「ワーク・ライフ・バランスなんてものはない。あるのはワーク・ライフ・チョイスだ。あなたが選択し、その結果が得られる」
by ジャック・ウェルチ(米の実業家)
ワーク・ライフ・バランスなんてないというこの言葉。
ワーク・ライフ・バランスをとろうとしている人にとって、
面食らうようなこの言葉、
いったいどういうことなのか
もうしばらく掘り下げていく。
<ワーク・ライフ・バランス>
ワーク・ライフ・バランスというと、
どちらかというと、プライベートを充実させようとする人が多いかもしれない。
そして、そのために、仕事を控えようとする。。。
しかし、もともと日本に導入されたときも
残業しないようにするとかとは、違う意図であると示されている。
内閣府が発表している「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」によると、
ワークライフバランスが実現された社会とは、
「就労による経済的自立ができること」
「健康で豊かな生活のための時間が確保できること」
「多様な働き方・生き方が選択できること」
という3つを兼ね備えた社会とされている。
<ワークとライフ>
ワークとライフとでバランスをとろうとするのは、
どうもワークがマイナス、ライフがプラス、
という意識があり、
マイナスにならないように、という発想があるようだ。
もちろん、心身を病んでしまうような、
長時間労働などは避けたいものだけれど、
ワーク・ライフ・バランスだからと理由をつけて、
仕事を控えればよいというものではない。
プライベートが充実しさえすれば良いのか?
というと、やはり違う。
むしろ、仕事によって自己実現が達成されることのほうが多かったりする。
バランスだからといって、仕事を抑制するものとは違うのだ。
<ワーク・ライフ・チョイス>
プライベートといえども、
約束をすれば守ることは重要な意味を持つ。
趣味と言えど、一緒に公のイベント開催しようとすれば、
責任が発生してくる。
それが仕事の場面で起きるのか、プライベートで起きるのか、
という違いだけだ。
ワークとライフを敵対するものとして捉えるのではなく、
自分の人生を豊かなものにするために、何を選択するかが大切。
それがたまたまワークなのか、ライフなのか、
というだけのことだ。
どんな選択をするか、それが恐れを避けようと選択するものではなく、
何を愛して止まないようにしていくか、自分なりに決めていけばいい。