気づきの伝道師 藤井一規です。
人を動かすこと、育てることはなかなか難しいものです。
どのようにすれば良いか、先人の言葉から
しばらく考えていきます。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/16703/
この記事の目次
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
by 山本五十六(海軍軍人、連合艦隊司令長官、元帥海軍大将)
部下などを動かし、育てていくには、
その気にさせるためのアプローチ、
実行をいざなうこと、実践したことを認め、
承認し、信頼していくことが大切。
もうしばらく掘り下げていく。
<その気を誘(いざな)う>
まず、やってみようという気持ちを導くための
アプローチが重要になる。
できればそれがどんな意味を持っているのか、
どんなことへの貢献をすることになるのか明らかになった方が、
意欲を引き出しやすい。
また、美しさであったり、カッコよさであったり、
実践している人の魅力を示すのも効果がある。
取り組む意欲を何らかの形で引き出しておきたい。
そのための手間を惜しむと、却って
うまくいかなくなってしまう。
<行動を促す>
行動を促すためには、やって見せることが重要になる。
手本を見たことも感じたこともない状態よりも、
その道を究めた人が実践する姿をみると、
やってみようという気持ちになりやすい。
そして、最初からうまくはいかないものだ。
それでもできたこと、やろうという気持ちを表に出したことを認め、
ほめていくことが効果的。
つい、自分にとっては当たり前のことは、
相手も当たり前だろう、と思ってしまいがちだが、
思わぬ障壁の前から、動き出すことができなくなったりする。
適切なサポートを与えていくことが望ましい。
<本人の選択>
人は、自分の決めたことは守ろうとする。
だから、自分の意思として、結果を出すことを明示するようにしていきたい。
その時には、本人の望みにも耳を傾け、
実現のサポートをしていくことも大事なことになる。
そして、相手を信頼していく。
ただ、信頼したからと言って、放置しておくのではなく、
困っていることはないか、尋ねていくことで、
ケアすることと同時に、進み具合をお互いに認識することができる。
うまくいっていれば感謝し、
うまくいっていなければ解決のヒントや、例を示して
選択させていく。
見守ること、いつでも手を差し伸べることができるわからせておくことが
行動を促進し、成長することにつながっていく。
【やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず】