気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、一度うまくいくと、
その方法を繰り返そうとします。
見直すことをつい忘れてしまいがちです。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16737/
この記事の目次
「同じ方法で悪くなる。だから捨てなきゃいけない。せっかく長年築きあげてきたものでも変えていかなくてはならない」
by 羽生善治(将棋棋士)
うまくいった方法も、状況が変われば
いつまでも有効とは限らない。
見直していく必要があったりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<うまくいく理由>
失敗したときは、原因や理由をあれこれ考えるもの。
しかし、うまくいっているとき、
特に最初からうまくいってしまったような場合、
うまくいっている理由を考えることはしなかったりする。
どうしてうまくいっているのか、
気づいておくことには価値がある。
うまくいく理由を強化していくことは
継続のために役に立つからだ。
<状況は時とともに>
しかし、うまくいく理由を考えるとき、
背景にある状況の条件については、
すでに存在しているため、意識することが少ない。
当たり前のことは意識しにくい。
自分たちは変わらずにいるつもりでも、
周りの状況は変化していっている。
例えば、国内には敵はいないし、海外の製品は高い関税があるからと安心していたら、
ある時突然、高い関税は撤廃されてしまうかもしれない。
同じ業界ではトップでも、
他業種から参入してきたり、
技術革新により、同じ機能提供が新たな形での
行われるようになるかもしれない。
<不安を超えて>
将棋でもプロは定石を守っていくだけで勝てなくなっていく、
新たな手を考え、試し続けていく。
近年はAI(=人工知能)を活用した打ち筋の研究がどんどん進んでいる。
従来の打ち方では対応できなくなっているのだ。
誰にとっても、変えることには不安が伴う。
それが長く保ってきたものであればなおさらだ。
もちろん、闇雲に変えればよいというわけではない。
しかし、必要があるならば、思い切って変えていく勇気も必要だ。
<変えていく>
自分が同じでいようとしても、
状況は時とともに変わっていく。
時とともに、できると思っていた自分自身の能力も
気づけばできなくなっている可能性もある。
同じでいるためには、自分自身が変わり続ける必要があるのだ。
しかし、常に状況の変化にアンテナを張り、変える必要に早く気づくこと。
そして、変える勇気も必要なのだ。