気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは知らず知らずのうちに、
自分で自分に限界を作ってしまいます。
可能性を信じるにはどうしたら良いのでしょうか?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「昔、母は私にこう言った。お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう。そして私は画家となり、ピカソとなった」
by パブロ・ピカソ(西の画家、彫刻家)
こんなことを真剣に伝えてくれる母がいたら、
子どもへの影響は計り知れない。
自分で限界をつくる前に、大きな自信の源を
身につけさせてくれる。
もうしばらく掘り下げていく。
<しつけ>
多くの場合、親は子どもを
しつけ、という名のもとに、委縮させるようなことをしてしまいがち。
躾(しつ)けるとは、その漢字が示すように身を美しくすることであり、
大切なことだ。
望ましい躾は身につけておきたいもの。
しかし、実際には、しつけるという名のもとに、
親にとって都合の良い、いわゆる「良い子」にしようとしてしまいがち。
<お兄ちゃんなんだから>
弟や妹のいる人なら、一度は
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、***しなさい!」
と言われたことがあるだろう。
お兄ちゃん、お姉ちゃんであることは
弟や、妹を護ることを役割として持つことになる。
もちろん、我慢を強いることばかりでは悲しくなってしまうけれど、
知らず知らずのうちに、兄や、姉としての自覚を持つようになっていく。
<軍人になれば、将軍に>
お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。
修道士になれば、法王となるでしょう。
お母さんがそう伝えることで、
ピカソには、自分はその他大勢ではない、
という自覚が植え付けられたと言えるかもしれない。
そういう大きな器であるのだから、という前提で、
大切にすべきものをしつけられたとしたら、
考え方も違ってくる。
<自分らしく>
ピカソは、軍人の道も、修道士の道も選ばず、
画家の道を進んだけれど、
自分ならではであることを大切にした。
キュビズムを創始し、
今でも最も人気の高い画家の一人。
たびたびオークションの最高額を更新してきた。
そんなピカソ誕生の裏には、
母の言葉、そして、大きな器であるというしつけがあった。
自分自身に対しても、
限界を超えるための言葉がけをしていく可能性がある。