気づきの伝道師 藤井一規です。
イチロー選手が現役引退を発表しました。
激しいスポーツで、45歳になるまで
世界トップクラスのパフォーマンスを出し続けるってものすごいこと。
高いパフォーマンスを出し続けていくことについて
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17254/
この記事の目次
「決して満足しない。それが僕の性格なんだ。もう十分ってことはない。絶対にね」
by デューク・エリントン(アメリカのジャズ作曲家、ピアノ奏者、オーケストラリーダー)
誰しも成長することができる。
どんどん成長していくが、どこかで頭打ちになっていく。
作品をつくり上げようとするとき、
時間をかけ、工夫していけばより良いものにしてくことができる。
しかし、どこかで、このぐらいでいいか、
というポイントが現れたりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<成長曲線>
自分の能力を成長させようとするとき、出足が速い人と、遅い人とがいるが、
大きく伸びるときがやってくる。
順調に大きく伸びていくときがやってくる。
伸びていくときは、どんどんできるようになることが嬉しくて、
ますます意欲が増していったりする。
しかし、あるところで壁にぶつかることもある。
こうしていけば良い、と考えて続けてきたが、
いつの間にか当初とはズレていったりすることもあるし、
今までのやり方では成長限界を迎えることもある。
この壁を乗り越えるとまた伸びることができる。
しかし、そのうちなかなか伸びることができなくなったりする。
<作品の完成度>
何か作品を作っていて、どんどん完成度を上げていこうとするとき、
ある程度のレベルにまでは早いうちに到達することができる。
いろいろなアイディアが浮かんではより良いものにできたりする。
しかし、完成度を上げようとすると、
多くの時間とエネルギーをかけても、わずかしか良くならなくなっていく。
あるとき、これ以上のレベルアップをしようとすれば、
大幅に作り直したほうが良いと気づいたりすることもある。
ときには、一から作り直す必要があったりする。
<さらなる高み>
世界のトップに立つ人たちの多くは、
どんなに素晴らしいものが出来上がったとしても、
それが究極ではない、まだできるはずだと考える人たちだったりする。
より素晴らしいものを作ることができるはずだと。
ピカソが、明日描く絵が、一番すばらしいと言ったように。
もちろん、今の全力を注いだことに対しては、満足していい。
ただ、できたものに対して満足すると、それ以上のものを生み出せなくなる。
それ以上がきっとあると考えて、進もうとするところに、
より素晴らしくなっていく源泉がある。