気づきの伝道師 藤井一規です。
仕事をしていくうえで、どんなことに留意していくのが良いのでしょうか?
経営の神様と呼ばれた、松下幸之助の言葉から
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17323/
この記事の目次
「すべての人を自分より偉いと思って仕事をすれば、必ずうまくいくし、とてつもなく大きな仕事ができるものだ」
by 松下幸之助(実業家、発明家)
すべての人を自分より偉いと思うことで、
どんなことが得られるのだろう?
もうしばらく掘り下げていく。
<組織>
経営者であれば、会社のトップにいることになる。
そのトップにいる当人が、すべての人が自分よりも偉いと思いなさいと伝えている。
そうすることによって、どんな違いが生まれてくるのだろう?
会社によってはトップダウン、
トップの指示命令を実行するスタイルもある。
カリスマタイプのトップの場合、
機能しやすいかもしれない。
ただ、トップの意向に反した人は、
居づらくなっていくかもしれない。
これに対し、松下幸之助はすべての人のほうが偉いと考えた。
いかに、周りの人々の意思を大切にしようとしていたかがわかる。
<人は働きたい>
人は自分の価値を感じたいもの。
そのために働いたり、貢献したり、していきたいもの。
そして、その意欲を引き出していくためには、
ひとりひとりを大切にしていく必要がある。
ひとつひとつの考え、アイディア、行動を大切にしながら、
チームとして機能するようにしていく必要がある。
より上位の立場にいるからといって、
自分のほうが偉いという態度でいるとしたら、
他の人をないがしろにしてしまうことが起きてくる。
それでは、せっかくの意欲をそいでしまうことになりがち。
大きなことを成そうとすれば、組織で取り組む必要がある。
メンバが意欲をもっているかどうかで、結果は大きく違ってくる。
すべての人のほうが偉いと考えることは
大きなことを成すためにも必要なことなのだ。
<経営>
組織であれば、どれだけ一人一人の生産性を上げていくかが
常に大きな課題となる。
一部の人だけが頑張ってもできることは限られてくる。
全員が自ら動くことができるようにすること、
そして、組織として機能するようにすることが
重要なポイント。
共に働く人たちの意欲を引き出すには、
相手に心を開き、受け留める必要がある。
相手のほうが偉いと考えることは、まず受け留めよう
という気持ちをもたらしてくれる。