気づきの伝道師 藤井一規です。
偉大なリーダとして、戦いに勝利をし続け、
一大帝国を築いたナポレオン。
しかし、彼は武力よりも強いものがあると気づいていた。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ」
by ナポレオン・ボナパルト(フランスの皇帝、政治家、軍人)
戦争に次ぐ戦争。
そうして、勢力を拡大していったはずのナポレオンだけれど、
こんな言葉を残している。
もうしばらく掘り下げていく。
<強さの秘密>
戦いに勝利することによって多くの賛同を得、
旧体制を打ち破っていったナポレオン。
旧来からの体制の諸国にとっては大いなる脅威であり、
放置してはおけない存在だった。
ナポレオンはほとんどの戦いで勝利を収めている。
ナポレオンが、軍事的に天才的であったこともあるだろうが、
それだけで勝ち続けることは難しい。
その強さのポイントはどこにあったのだろうか?
<兵器の質>
産業革命が始まっていたフランスで
つくられていた兵器が近代化していた。
ということも大きいと言われている。
兵器の優劣は戦争に大きな影響を及ぼす。
<兵の質>
また旧来の体制では、軍は雇われ兵士であることが多かった。
その昔は忠誠を誓う主従関係であったのだが、
次第に単なるお金のつながりにメインになっていた。
となると、できれば危ないことは避けておきたいと考えやすい。
しかし、ナポレオン軍は、
新たな世界をつくろうとするナポレオンに共鳴し、
自ら志願して参加する者がとても多かった。
心の持ち方が大きく違っていたのだ。
<統治の質>
そして、ナポレオンは制圧した場所に新しい統治をもたらした。
通常、軍事的に制圧した地域に対して、
軍がそのまま治めていくようなケースが多いのだが、
統治をしたのは、ナポレオン以外、軍人はいなかったと言われている。
軍事力で抑えつけるのではなく、
より望ましかった統治が始まっていったのだ。
ナポレオン法典は、現代のおおくの法律の手本となったと言われているなど、
その優れた統治によって、
現地の庶民が、ナポレオンの統治を歓迎していたことも大きい。
もし、不満分子が多数いれば、内乱が起き、
対外戦争を次々に行うことなど不可能だっただろう。
長期的に見たら、剣だけでは足りないものがある。
それは心の問題だとナポレオンが知っていたからに違いない。