気づきの伝道師 藤井一規です。
人生において、何を優先していけば良いのだろう?
手塚治虫は、漫画家を目指しているとき、
迷いはなかったのだろうか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17457/
この記事の目次
「医者は生活の安定を約束していた。しかし、僕は画が描きたかったのだ」
by 手塚治虫(漫画家、アニメーター、医学博士)
手塚治虫は、医師の資格を持っていだ。
医師ならではの視点や知識が、作品に活かされている。
もうしばらく掘り下げていく。
<安心安全>
医師免許を得ることは、安定した生活を得るお墨付きがでたようなもの。
医師として生きる選択肢もあった。
しかし、手塚治虫は漫画家となることを選んだ。
何ができるか? ではなく、
何がしたいか? という問いかけに、
医師になるよりも、絵が描くほうにより魅力を感じたからだ。
安心安全であることよりも、
日々の充実、満足のほうを優先したのだ。
<選択の基準>
私たちは、つい自分にできることをしようとする。
それは、できなかったときを怖れる不安から
逃れたいという思いがあるからだ。
「できること」には、自信が持てる。
自信を持てることだけをしていれば、不安を抱えなくても済むからだ。
しかし、「できること」をするだけでは、
大きな満足を得ることが難しかもしれない。
できるとわかっていることをするときは、
自分の限界を超えることが難しい。
<やりたいことなら>
しかし、「やりたいこと」であれば、
できるかどうかわからないけれど、取り組む意欲が湧いてくる。
できるかどうかを考えるより、
やりたいから、やれるようになろうとする。
今までの自分に足りないものがあれば、
必要なものを見つけようとしたり、
身につけようとする。
今までの自分を超えること可能となるのだ。
<人生の選択>
もちろん、自分の人生、できることを選んでする、という選択もある。
それが正しいとか、間違っているとかいうわけではない。
ただ、そのためにやりたいことを我慢して、
やらなければならないことだけをする人生で、
本当に満足できるのか?
今一度考えてみてもいい。
やりたいことを取り入れる余地が
あるかもしれない。
選択はイチかゼロか、というだけではない。
やりたいことを取り込むようにすることで、
人生をより望ましく変えていく可能性がきっとある。