気づきの伝道師 藤井一規です。
良し悪しは、どのようにして判断されるのでしょうか?
良いことが、悪いことの原因になったりもするし、
悪いことのおかげで、良い結果を得られたりします。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17543/
この記事の目次
「善とは何か。後味の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ」
by アーネスト・ヘミングウェイ (米の作家)
善悪、良し悪しを後味で判断しようというこの言葉、
有意義な視点を指摘してくれている。
もうしばらく掘り下げていく。
<ものごとの評価>
何か出来事があったとき、をれをどうとらえるかは、
人によって全く異なる。
例えば、仕事で大きな実績を残したとして表彰されたとしたとき、
努力の成果だと、ストレートに喜ぶ人もいるだろうし、
協力してくれた人たちにはなにもなく、自分だけの実績のようになったことを
心苦しく思う人もいる。
自分だけが難を逃れることができた人が、
自分が幸運だったと喜ぶ人もいれば、自分だけが逃れてしまったと
心苦しく思う人もいる。
同じ出来事でも受け止めは様々だ。
<時間をおいてみると>
本人の努力がほとんどなく、人の成果を横取りしてしまっている場合でも
ストレートに喜んでいた人が、
後に恨まれてひどい目に遭ったりする、
連鎖を作り出していることもある。
同じ出来事でも、時間の経過を含めてみると
その評価が変わっていくこともある。
大失敗したと、悔やまれるようなことをしてしまったときも、
その反省をもとに、学びを得て、
後に大きな成長をすることができたりする。
そうなると、元は悪いと思っていた出来事が、
後には善なる出来事だったことになったりする。
一つの出来事は、一つの事実でしかなく、
それをどう評価するかは人にもより、
そのときの状態にもよる。
<長期的に健康的か>
こうしてみると、
今この瞬間、どのようにとらえるか。と、
長期的にみて、より望ましくしていくこと。と
この二つが存在していることがわかる。
この二つのポイントを踏まえて、
今起きていること、過去あったことに対して、
どのようにしていくかを考えていきたい。
今この瞬間は悲惨に思えても、
長期的に健康的で望ましくしていくことはきっとできる。
今の後味は、より望ましいものにしていくことができる。