気づきの伝道師 藤井一規です。
人間は、人との関係なしではいられないけれど、
個々は独立しています。
別れたり離れたりすることもあります。
誰かとしばらくぶりに再会したとき、
その関係がより強固になっているようなこともあります。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17608/
この記事の目次
「孤独というものは、時として最上の交際でもあるし、しばしの別離は再会をいっそう快いものにする」
by ジョン・ミルトン(英の詩人、共和派の運動家)
恋人がいたりしたら、できるだけ一緒に居たいと思うもの。
しかし、会えない時間があることで
却って相手への思いが強まったりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<時間感覚と集中>
私たちは、同じ長さの時間に対して、
強い思いを込めることも、
何気なく、ぼ~っと過ごすこともできる。
同じ仕事量があっても、集中して短時間でこなしてしまうこともできれば、
だらだら、のんびりすることもできる。
同じ時間でも濃さや重みを変えていくことができる。
もし、大好きな人といる時間が、何時間と限られている場合と、
ずっといられると思っている場合とでは、
時間の扱い方が違ってくるかもしれない。
<会えない時間が生み出すもの>
また、会いたいけれど、会えない時間があることは、
相手に対しての思いをじっくり味わう時間になったりする。
実際に目の前にいるとしたら、
直接のコミュニケーションだけでなく、
周りからの干渉に対しての反応のために時間を使うことになるが、
目の前にはいないけれど、その相手のことを想っているとしたら、
純粋に相手のことで頭が一杯になる時間が多くなる。
ひとりきりでありながら、相手との交際を深める時間になったりする。
また、会えないがゆえに、
会えたときの喜びが増していったりする。
会えない時間と会えている時間との違いが
より鮮明に感じられるからだ。
<ひとりでも本当の孤独ではない>
私たちは、ひとりひとり独立した存在だから、
たった一人になる状況は存在する。
しかしながら、心の中が孤独か、というとそうではない可能性がある。
いつでも望めば誰かのことを想うことができるし、
意図しないで誰かのことを考えたりすることもある。
たとえ物理的に部屋にこもっていても、
心のどこかで、誰かとのつながりを求めていたりする。
ひとりの時間をうまく扱うことは、
生きていくうえで、大事なことかもしれない。