気づきの伝道師 藤井一規です。
人と犬や猫は長く共に暮らしてきました。
最近は猫のほうが、人気になってきているかもしれませんが、
今日は犬について触れている言葉から、
愛と信頼について、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17725/
この記事の目次
「人間を知れば知るほど、わたしは犬が好きになる」
by シャルル・ド・ゴール(フランスの陸軍軍人、政治家)
シャルル・ド・ゴールは1890年生まれ。
第一次世界大戦、第二次世界大戦を軍人として経験し、
収監されたり、亡命したりと、様々な苦難を味わった。
その後の多くの社会の混乱のなか、
大統領への就任。
多くの人間模様を体験してきたド・ゴールの言葉を
もうしばらく掘り下げていく。
<犬>
犬は1~3万年もの前から人と暮らすようになったと言われている。
オオカミが祖先であることがDNAからもわかっている。
群れで生活をし、群れの中で協力し合うこと、助け合うことを知っている。
特に自分の主人と認めた相手には敬意と忠節を忘れない。
全身全霊で尽くしてくれる。
何かあっても、すぐに許してくれる。
しばらく離れていてもじっと待っていて、
帰ってくれば会えた喜びを全身で表してくれる。
悲しいときには寄り添ってくれ、
うれしいときには、一緒に喜んでくれる。
自分のことよりも主人のことを優先しようとし、
主人に何かあれば、我先にと何とかしようとする。
邪悪さやごまかしとは無縁。
純粋に一筋に心を向けてくれる。
利己主義に満ちている世の中で、
愛と信頼というこどばを思い出させてくれる存在だ。
戦争、混乱を経験したド・ゴールの心に安らぎと温かさをもたらしてくれた。
<愛と信頼のお手本>
まさに、犬は愛と信頼のお手本といえそうだ。
同じようにすることは難しいかもしれない。
しかし、愛情とは何なのか、信頼とはどんなものなのかを
気づく機会を与えてくれている。
こうなってほしい、こうしてほしいとは示すけれど、
与えられないからといって、そうしてくれないからといって
噛みついたりはしない。
すぐにその通りにはならなくても、
いずれ喜びの時がやってくることを信じている。
どんな環境にあろうとも、共にいることを大切にしようとする。
純粋な目で見つめる犬の存在は、
私たちの心に何かを与えてくれるものかもしれません。