気づきの伝道師 藤井一規です。
出来れば環境が良いところがいいけれど、
必ずしも恵まれるとは限りません、
しかし、だからといってい環境の悪さを嘆くだけでは
得られるものは少ないと言っていいでしょう。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17904/
「環境より学ぶ意志があればいい」
by 津田梅子(教育者)
津田梅子は津田塾大学を設立した、日本の女子教育の先駆けの一人。
彼女の生き方は私たちに自分でできることは何か、
教えてくれる。
もうしばらく掘り下げていく。
<明治維新>
明治維新は、日本にとっておおきな革命といっていい。
西洋に追いつけと走り続けたこのとき、
アメリカの女性教育のレベルに驚いた日本は、
1871年、岩倉具視(500円札に載っていた)使節団とともに、
5人の女児がアメリカに留学に出発した。
その中に最年少、6歳の梅子がいたのだ。
留学先には子供だけで、6歳から10年、さらに自ら1年延長した梅子は、
もはや日本語が話せない、日本の文化もわからない状態で帰国した。
そのため帰国はしたものの、当時は、そんな女性を受け入れてくれる環境は日本にはない。
日本になじめず、仕事もみつからない。
困っていたとき幸運にも使節団に同行していた伊藤博文と再会し、
伊藤邸に住み込みながら英語教師となった。
しかし、それでは自立とは程遠い。
再びアメリカに留学する。
そして、数々の経緯を経て、自身の経験からの夢であった、
日本女性の自立を促す、女子大学の開校に至った。
<環境>
環境が恵まれていたら、梅子は自分のやりたいことを
存分にできたかもしれない。
では、環境が恵まれていないと何もできないのだろうか?
確かに、嘆いていただけだったらそうだったかもしれない。
しかし、今いる環境に問題があるなら、
自分が我慢して、自分を押し込めるという以外にも選択肢がある。
自ら違う環境に出ていく。
自分が今ある環境を変えていく。
もちろん、今すぐには大きなことはできなくても、
身近にあることから、少しずつであっても始めることができる。
どんな環境であっても、きっと何かできることがある。
あきらめてしまったら、何も変わらないかもしれないが、
あきらめない限り、可能性は残っているのだ。
<意志>
どんなに恵まれた環境にいたとしても、
これをしたい!これをする!という意志が無かったら、
何も始まらない。
却って、恵まれすぎた環境にいると、
是非とも!という気持ちを持ちにくくなってしまうかもしれない。
困難があるからこそ、
何とかしようという強い気持ちが生まれてくるのも
確かなことだ。
環境のせいにする前に、
何ができるのか、考えてみる価値はきっとある。
【環境より、何かをしたいという意志があればいい】
★何を成し遂げたい?★