気づきの伝道師 藤井一規です。
忙しいと思ったり口にする人は多いものです。
やりたいことがあってもなかなか手を付けられない。
と思っている人も多いかもしれません。
どうしたら、重要なことに集中することができるのでしょう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/18008/
この記事の目次
「重要なことに集中する唯一の方法は『ノー』と言うことだ」
by スティーブ・ジョブズ(米の実業家)
適切に「ノー」を言うことが、重要なことに集中するためのカギ。
たくさんのことができるに越したことはないかもしれないが、
たくさんの雑事よりも、重要なことひとつを成したほうが
成果が上がる可能性が高い。
もちろん、ただ「ノー」を言えばよいというものでもない。
もうしばらく掘り下げていく。
<たくさんの重要なこと>
仕事にしても、日常においても、
やったほうが「良い」ことはたくさんあるもの。
これらの「良い」ことをできるだけやろうとすると、
どんどん時間が無くなっていく。
そして、最もやりたいこと、やらなければならない、
「最良」に手を付ける時間が奪われていてしまう。
「重要」なことはたくさんある。
急な依頼がやってくるのは、「重要」だからだったりする。
しかし、「重要」ではあっても、
「最重要」ではなかったりする。
「重要」に時間と労力、集中力を奪われて、
「最重要」に手がつかない状態は、望ましい状態だと言えるだろうか?
<最重要と重要>
人は、一度に複数のことに意識を分散させると、
正しい判断を下せなくなったりする。
丸ごと全体を捉えることはできても、
複数を同時に、ということはできないようだ。
だから、ひとつのことに集中するほうが、成果を出しやすい。
それには、まず「最重要」が何かを意識しておく必要がある。
最重要には、あなたが関わることが必須なはずだ。
そして、「最重要」に取り組む時間を確保する。
その後、空いたところに「重要」を、その残りに「その他」を埋めていく。
そのためには「重要」のなかから取り組まないものを
決めておいたほうがいい。
それらに対しては、「ノー」を告げる必要があるのだ。
<ノーと言うために>
しかし、「最重要」ではないからといって、
単に拒絶すればいい、というものではない。
「重要」なことは、やはり「重要」なのだ。
だから、「重要」があなたの時間と労力を使わなくても進められるように、
仕組みやマニュアル、役割分担などを準備しておくようにすると、
全体としてうまくいったりする。
「重要」を「重要だけど放置」にはせず、
何らかの形で進められたり、重要度が下がるようにしていけばいい。
そして、自分が「最重要」に集中できる時間を設けていけば、
成果はきっと出せる。