気づきの伝道師 藤井一規です。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「人生最高の幸福は富でも名誉でもありません。自分のしたいことを見つけ、取り組むことです。人はそれを『生きがい』と呼んでいます」
by ジョセフ・マーフィー(アイルランド出身の宗教者、著述家)
人生最高の幸福は、生きている甲斐があること。
生きがいがあることだというマーフィー。
では、生きがいを見つけるためには、どうしたらいいでしょうか?
もう少し掘り下げていく。
<幸福度>
幸福なことを象徴するものは何でしょうか?
多くの人が、成功や富、名誉を幸福の象徴だと考えがちだけれど、
どうも違うようだ。
しかし、富が全くなくてもいいかというと、そうでもないはず。
様々な角度からの幸福度が指標化されるようになり、
幸福度ランキングなるものを見つけることができる。
国連の関連団体が2019年3月に発表したそのトップ3は、
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 ノルウェー
・・・
と上位にはヨーロッパ北欧の社会保障制度がしっかりした国が並ぶ。
あれ、あのブータンは?と思った人もいるかもしれない。
ブータンは156の国と地域の中で92位だ。
ブータンがGNH:国民総幸福量という考え方を打ち出したのは、
GNPなどでは、当面、とても先進諸国にかなうことはできないという現実があった。
それに確かに経済のみを重視したこれまでの豊かさの測り方には問題があり、
画期的なことだったのは間違いない。
国連の評価指標の中にも取り込まれている。
しかし、実際にはブータンも、国民総幸福量を上げようと努力をしている途上で、
多くの国と同じように多くの幸福を感じている人と、
多くのそうでない人たちがいる状態のようだ。
<したいこと>
幸福には、
成功や富、名誉の他に、
愛を感じられているか、「したいこと」をできているか、
という面が大きく関わるという。
あなたは「したいこと」をできてる?
「したいこと」をするには、今持っているものを手放す必要があったりする。
うまくいくかどうかわからない、「したいこと」に取り組むためには、
今、手に入れている収入や、安心感を手放し、
不安定な状態になることになる。
愛する家族が反対するかもしれない。
「したいこと」をするには、多くの抵抗があったりする。
<サポート>
もし、「したいこと」にチャレンジしてうまくいかなくても、
大丈夫だと思える社会の仕組みがあれば、
よりチャレンジしようとする人が増えていきそうだ。
また、「したいこと」が見つけられないって人も多い。
だからといって、何もしないままでは、永遠に見つけることはできないし、
どんなことでも、モノにするまでやり遂げる意志がなかったら
満足感を得ることは難しい。
何か一つ、モノにするまでやってみる。
やってみると、きっと気が付くことがある。自分のことがよりわかってくる。
やろうという意欲に火をつける人、やろうとする人、やってうまくいかなかった人へのサポートがあれば、
社会全体としての幸福度が上がっていきそうだ。
社会の愛と呼んでもいいのかもしれない。