気づきの伝道師 藤井一規です。
友情の優れているところは、
お互いの地位や立場に関係なく結ぶことができ、
思いあうことができることです。
今日は友情について
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「立派な人間の友情は、温かいからといって花を増やすこともなければ、寒いからといって葉を落とすこともない。どんな時でも衰えず、順境と逆境を経験して、友情はいよいよ堅固なものになっていく」
by 諸葛孔明(中国後漢末期から三国時代の蜀漢の政治家、軍人)
あなたが関わる人は、環境によりどんどん変わっていく。
しかし、中にはずっと変わらない人たちもいる。
望ましい友情は、変わらないという。
もう少し掘り下げていく。
<あなたが変われば>
自分が身を置く場所によって人付き合いは変わっていくもの。
例えば、あなたが未知の場所に引っ越すとしたら、
普段付き合う人は変わっていく。
特に子供たちにとっては、
なじんで、新しい友達できるまでは、大きな不安もあったりする。
子どもがいれば、同世代の子どもを持つ親との関係も生まれてくる。
職場を変えれば、顔を合わせる人は変わっていく。
お金持ちになったら、セレブとの付き合いも始まるかもしれない。
このように、自分の環境に応じて、新しい人間関係がつくられていく。
そして、属する環境において、居心地の良い関係を結べるかどうかで
日常は大きく変わっていく。
<失いやすい関係>
しかし、環境に依存した関係は、失いやすいものでもある。
お金の切れ目が縁の切れ目、
単にセレブだからで続く関係はお金が無くなれば失われてしまう。
会社を退職してしまえば、それまで業務で集めた名刺も
ただの紙切れになってしまったりする。
子ども同士の仲が悪くなると、親同士の関係もぎくしゃくする。
引っ越してしまったら、それまでになってしまう人たちも多い。
私たちは、付き合うと都合がいいかどうか、
利益が得られるかどうかといった損得勘定が、
人間関係につい働いたりする。
<真の友人>
真の友達関係は、身分や立場、環境とは関係なく結ばれたものだ。
小・中学校の時の友達は、大人になっても
互いの地位や、お金持ちかどうかに関係なく、対等で居られたりする。
趣味での付き合いは、普段の肩書は関係なかったりする。
きっかけは環境でも、心の深いところでつながることができたなら、
損得勘定のない付き合いができたりする。
有名になったから、お金があるからと近づいてくる人は、
去っていくのもあっという間。
真の友人は、
あなたが調子に乗ってうわついているときに、厳しく指摘してくれたり、
あなたがどん底にあるときに手を差し伸べてくれたりする。
あなたの状態に依存するのではなく、
あなたそのものを支えてくれる人だ。
そういう友達をもっていたいものだ。