気づきの伝道師 藤井一規です。
恋愛している相手に嫉妬してしまう自分が
嫌だって人がいたりします。
確かに自分に余裕のない、
望ましい状態ではないかもしれません。
しかし、恋愛の嫉妬は、相手が好きだから起きてくることです。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「男女の間では、憎しみは愛の裏返しです。嫉妬もまた愛のバロメーターです」
by 瀬戸内寂聴(尼僧、小説家)
かわいさ余って憎さ100倍という言葉があるように、
好きであればあるほど、裏切られたと思うときの憎さが強くなったりする。
しかし、それは本当だろうか?
愛と憎しみとの関係について
もう少し掘り下げていく。
<愛と憎しみは紙一重?>
愛と憎しみは紙一重、などと言われることがある。
確かに、自分が好きな人が、自分の元を離れて、
別の誰かの方ばかり見ているとしたら、
どうして!!って気持ちになるかもしれない。
裏切られた!って気持ちが膨らんで、
殺人事件にまで発展するようなケースもあったりする。
愛と嫉妬とには、何らかの関係があると思われる。
<愛ってなんだろう?>
自分の好きな人が自分を振り向いてくれない、
振り向いてくれなくなったことが不満となっているとすれば、
自分がないがしろにされていることが嫌だ、ということになる。
「自分はこんなに好きなのに、愛しているのに、
見返りがないのはおかしい! 不公平だ!」
と考えているということだ。
愛することは、相手が幸せになることを想うことのはず。
相手が幸せであれば、それでよいはずで、
相手を苦しめたり、痛めつけようと思わない。
だから、愛と憎しみとは紙一重というわけではなさそうだ。
<自己愛と憎しみは紙一重>
どうやら憎しみと並べて愛だと思っているものは、
愛は愛でも、自己愛なのだ。
自分が満たされないなら、相手だけ満たされるなんて
おかしいと考えてしまう。
自分が満たされることを優先するから、
自分が苦しむのならその分、相手を憎み、傷つけてしまってもいいと考えてしまう。
もちろん、相手のことが好きだという思いがあるのは間違いない。
その気持ちは大切にしていい。
しかし、自分の大切な人を傷つけてしまおうとする輩が目の前にいるとしたら、
あなたはその人のことを好きになれるだろうか?
嫉妬から相手を憎んでしまうあなたは、
そんな輩の一人になってはいないだろうか?
<裏切った相手が後悔する自分に>
もちろん、相手のほうが悪いってこともある。
残念な事態が起きることもある。
そのときに、あなた自身が醜くなっていくのではなくて、
あなたを裏切った相手が後で、
どうしてあなたを裏切ってしまったのだろう!
って、後悔させられるような人になっていきたい。
あなたと別れたことを「失敗した」と思わせられる、
そんな自分を目指していきたい。