気づきの伝道師 藤井一規です。
人は英知をもって困難を乗り越え、
幸せを得ようとしてきました。
しかし、個人は運によって大きく左右されていたりします。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「人生を支配するのは幸運であり、英知にあらざるなり」
by マルクス・トゥッリウス・キケロ(共和政ローマ期の政治家、文筆家、哲学者)
知恵や英知より、運が人生を支配する。
なんだか努力が報われない感じがして
ちょっと残念な気持ちにもなってしまうかもしれないこの言葉。
では、私たちは運に任せるしかないのだろうか?
何か方法が無いものか、
もうしばらく掘り下げていく。
<人生には流れがある>
どうやら人生には好調なときと、
不調なときとがあるようだ。
たいして努力をしているように思われないのに、
幸運をつかんで幸せになっている人がいたりする。
どう頑張っても、世の中の大きなうねりの中に飲み込まれてしまうこともある。
何も悪いことをしていないのに災害に襲われてしまうってこともある。
どうにもこの世を不公平に感じてしまうことがある。
英知だけでは乗り越えられないようなことがあるのも確かなことだ。
<流れの変化>
流れには変化がおきる。
いつまでも同じ流れであることはないと言っていい。
ときには、今は流れが悪いとき、
今の経験もいずれきっと役に立つ。
いずれ変わるときに取り戻せるのだから、
苦労の先払いをしているのだと考えることは気持ちを楽にしてくれる。
生きることは魂を磨く修行であると考えることもできるかもしれない。
<流れを変える>
さらに、運は、やってくるものだけではない。
運を、「運」と書くのには理由がある。
運は、自ら「運ぶ」ものだからだ。
自ら、今の状況をどのように捉え、どのような行動をしていくかが、
最も重要なことだ。
不運を嘆き、悲しむことは誰にでもできる。
そのままでいたいのか、そこから抜け出していきたいのか。
自分は運がいいと思っている人と、運が悪いと思っている人が、
全く同じ経験をしたとき、
運がいいと思っている人は、その経験の良さを見つけ
運がいい、ありがたい経験と受け止めていくことが多い。
運が悪いと思っている人は、その経験の悪いところを見つけ
運が悪い、なんてことだと受け止めたりする。
そんな二人がいたら、運がいいと思っている人のほうに
運を増やしたいと思っている人は集まっていき、相乗効果が生まれていく。
運がいいと思っている人は、幸運を集めやすくなっているようだ。
運を運ぶこと、運がいいと考えるチカラこそが、
真の生きる英知だと言えるかもしれない。