気づきの伝道師 藤井一規です。
困難な状況にあって、動揺しない人って、カッコイイ。
とはいえ、なかなかできることではない。
しばらく考えていきます。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/19202/
この記事の目次
「苦難の時に動揺しないこと。これが真に賞賛すべき卓越した人物の証拠である」
by ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (独の音楽家、作曲家)
健康上の多くの苦しみ、特に音楽家にとって致命ときともいる難聴に苦しみながらも
音楽に革命をもたらしたと言われるベートーベン。
それゆえに、神格化されることも多い。
しかし実際にはどうだったのか?
もうしばらく考えていく。
<困難なとき>
困難な状況において、動揺しないでいられる人ってなかなかない。
ベートーベン自身、自殺しようと遺書を書いたことが知られており、
困難に対して、毅然としてい続けることができたかというと、そうではない。
それでもそうありたい。
そんな人こそ、称賛に価すると考えた。
彼を襲った困難。
特に音楽家として、聴力を損なってしまうことは致命的だ。
失った聴力の程度については、諸説あって、
ほとんど失ったのではないか?というものもあれば、
実は軽度だったのでは?というものもある。
程度は変動したとも考えられ、証明することは難しい。
<困難の中>
それでも、聴力がある程度失われたことは事実だし、
他にも多くの健康上の困難を抱えていたことが知られている。
健康面ではかなり苦しんでいたことは間違いない。
精神的にも苦しむ時期があったことも。
しかし、音楽への情熱が彼を救ったといえるかもしれない。
困難な状況を新しい音楽を生み出すことで抜け出すことに成功している。
音楽を、貴族のためのものから、大衆のものに変えた。
音楽家を貴族を喜ばせるための存在から、
芸術家としての存在に変えたと言ってもいい。
<苦しみを超えて>
決して順風満帆とばかりとは言えない人生だった。
しかし、だからこそ苦しみも、喜びも表現することができた。
苦しみで始まった曲が、壮大な喜びへと変わっていったりする。
誰もが苦しみを抱えることがある。
その先に喜びがあることを知って、
立ち向かうことの重要性を大切にしたい。
困難に遭って、動揺してしまっても、
あきらめずにそこから立ち上がっていくことの大切さを
伝えようとしたのかもしれない。