気づきの伝道師 藤井一規です。
2019年ラグビーワールドカップは残り3試合。
日本は負けてしまいましたが、多くのものが残ったように思います。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/19244/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「誰も我々が勝つと思っていない
誰も接戦になるとすら思っていない
しかし、誰もどれだけ努力してきたか知らない
誰もどれだけの犠牲を払ってきたか知らない
俺たちはやるべきことは分かっている
お互いを信頼して、みんなを信じて」
by ジェイミー・ジョセフ(ラグビー日本代表ヘッドコーチ)
対戦当時世界ランキング1位だった、
アイルランド戦の前に、ジェイミーが選手たちに伝えた詩の内容だ。
これは、心を鼓舞するPEPトークを踏襲していて、
勉強になる。
もうしばらく考えていく。
<受容>
ラグビーというスポーツは、実力差があると
圧倒的な点差がついてしまったりする。
こうした事情を少しでも知っている人なら、
世界ランク1位の相手と戦って、どこまで戦えるのか、
期待できないなって思っていた人は多いかもしれない。
日本代表選手も、正直なところ
自信をもって勝てるとは言える状況ではなかったはず。
「誰も我々が勝つと思っていない
誰も接戦になるとすら思っていない」
は、こうした不安を受容している。
<承認>
日本代表候補たちは、8ヶ月にも及ぶ合宿生活を送りながら強化に取り組んできた。
通常のスポーツの代表選手強化では、まず考えられない長期間にわたるものだ。
短期間に、世界のレベルに到達するため、
ものすごいトレーニングを積んできた。
家族との時間、自らの楽しみの時間と言った時間を、
我慢して、できる努力を全力ですべてしてきた。
「しかし、誰もどれだけ努力してきたか知らない
誰もどれだけの犠牲を払ってきたか知らない」
自分たちは、そのことを知っている。
他の誰も知らなくても、自信を持って言えると
承認している。
<行動>
この一戦を前に、何をすればよいかは、
既にわかっている。
そのために、この4年間自分の時間をささげてきた。
たゆまぬ努力を続けてきたのだから。
「俺たちはやるべきことは分かっている
お互いを信頼して、みんなを信じて」
何をするかをシンプルに確認している。
自信をもっていられることも示している。
<激励>
あとは、一言、激励すれば士気は上がる。
この役目はキャプテンに任せられただろうが、
ジェイミーの、全員が共有できる受容、承認、行動の言葉は
大きなチカラ付けになったに違いない。