気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、他者と関りながら生きています。
一人一人は異なる存在で、
大切にしているものも違ったりします。
他者のことを理解することは重要なことです。
しばらく掘り下げていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/20140/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「価値ある人間だけが、他人の持つ価値を理解できる」
by トーマス・カーライル(英の思想家、歴史家)
他者の価値を理解できるということは、
あなたにも価値がある。
というトーマス・カーライル。
自分の価値がわからずにいたりする人にとってのヒントになるかもしれない。
もうしばらく、掘り下げていく。
<人の価値>
自分にはどんな価値があるのか、
もやもやしたものを抱えている人もいるかもしれない。
また、人づきあいが苦手、人づきあいは疲れる
と思っている人もいるかもしれない。
人はそれぞれ違っていて、相手のことを完全に理解することができないことも
事態を複雑にしていたりする。
しかし、目の前の人がどんな感情を持っているか、
口にしている言葉をはじめ、表情や姿勢、態度、行動を観察すれば
ある程度の推測をすることができる。
独立の存在で異なるとは言うものの、
人としての基本は同じなのだ。
自分だけ価値がないというのもおかしなことだし、
同じ人という他者をそれほど拒絶したり、恐れる必要はないのではないか?
<価値はある>
あなたが何かに取り組んでいるとき、
他者は何か別ことをに取り組むことができる。
あなたは、他者がしていないことをすることができるし、
他者は、あなたがしていないことをすることができる。
一つのことを一緒に取り組むときであっても、
例えば一緒に同じ椅子を運んでいても、持つ場所が違うなど、
あなたと他者とは全く同一のことはしていない。
行動の結果生み出したものが、どれほど評価されるかは違っても、
誰もが他の人にはできないことをすることができる。
それだけでもお互いに存在する価値がある。
<異なる価値観>
人はそれぞれ価値観が違い、受け入れがたいものがあったりする。
また、他人の行動を不快に思うこともある。
受けいれにくいことであっても、
そこには何らかの理由があることを認められると、
対処しやすくなっていく。
乱暴な言葉遣いをする人がいたら、現時点ではその話し方が
慣れていて自然なのだろう。と考えることができる。
自分にとっては残念な行動をしてしまう人も、
何かを守ろうとしたりしていたりする。
単に嫌悪し、否定するのではなく、何かそこには理由があると考えると、
たとえ同意はできなくても、気持ちを理解することができたりする。
自分を戒める機会になったりもする。
違いがあることで、ぶつかることがあるかもしれないが、
違いがあるから、自分ではできないことができたりする。
ときには連携し、ときにはだれかの仲裁を得たり、
ときには適度な距離をおいていくことで
うまくやっていくことができたりする。
他者の価値を認めることができるのは、
自分が存在し、価値があるからだということは覚えておきたい。