気づきの伝道師 藤井一規です。
人には男性と女性という、性差があります。
さらには単純に2つに分けることはできなくて、
LGBTと呼ばれる人たちの存在が知られるようになり、
性の問題にぶつかることもあるかもしれません。
しばらく掘り下げていきます。
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この記事の目次
「男は人間として定義され、女は女性として定義される。女が人間として振る舞うと男のまねをしているといわれる」
by シモーヌ・ド・ボーヴォワール(フランスの哲学者、作家、政治活動家、フェミニスト)
ヒトとして生まれてくるときに、性を伴ってくる。
世界中どこにもまだ、性差別と呼ばれるものが存在する。
日本での性差別はなかなか改善していないと言われるが、
もうしばらく、掘り下げていく。
<生物として>
人として生まれてくるとき、すでに性の違いが存在している。
男と女という遺伝子的に2つのパターンをもつヒトという種が、
優位性をもって生き残り、発展してきたからだ。
違いがあることは確かなことで、
生物学的に女性でなければできないこと、
男性でなければできないことが存在する。
その一番は子供をつくり、産む能力周りといえるだろう。
<敵意的性差別>
似た者が構成するグループがあったとき、
異なる者を敵視することが行われたりする。
例えば、ある国の出身者の集まりがあるとする。
その国出身でない人、縁もゆかりもない人は入れない。
そして、その集まりの人たちだけに許されていることがあるとしたら、
よそ者が、自分たちの権利を奪おうとすれば、
拒絶しようとするだろう。
同様なことが性の違いからくるグループ意識でも行われてきた。
男性が先に握っていた権力や権限を渡すまいと、
女性のくせにとか、女ではダメだとか、女には任せられないなどと
敵意的な性差別という形をとってきた。
<好意的性差別>
自然発生的にできたものであっても、
ひとりの人として考えたとき、
男か女かLGBTかは問題ではない。
日本でも、敵意的な性差別は減ってきている。
減っては来ているというもののまだまだ先は長そうだ。
しかし、好意的な性差別はずっと変わらず
続いていることにも気づいておきたい。
女性ならではの心遣いだよね。
受付は女性のほうが華やかだよね。
力仕事は男に向いているよ。
性の違いからくる点をほめているようだけれど、
こっそり無意識的に差別が入り込んでいたりする。
こうした差別は、差別されている側も特に違和感がなかったり、
優遇されるケースは、自ら求めてしまうようなこともあったりして、
なかなか根深い。
どうあるのが望ましいのか、これからの課題といえる。